やっぱり国民健康保険と国民年金そして医療費が大変です。
今週から、各委員会協議会がはじまり、昨日は会派への市からの予算説明会 議会に向けての議員団の会議や、エネルギー政策についてお聞きしようと泉大津在住の近畿大の青山政利先生との懇談。視察の報告書作成や、その合間をぬって、相談が4件。あわただしく金曜日の夜を迎えています
おととい相談があった方と、今日は市役所で担当課に相談。娘さんが病気で緊急入院 これまでも何度も入退院を繰り返してきて、年金暮らしの高齢の夫婦で支えてこられた。
当然、娘さんに収入は無く、病気・介護・生活すべてを支え、これまでの入院代や自分たちの税金、国民健康保険料も払うことができなくなり、どうすることもできなくなってしまっての相談だった。
世帯での年金がわずかに最低生活保障金額を上回ってしまうため生活保護は受けれず、同居のため娘さん本人も1円の収入を得ることができないにも関わらず、生活保護は受けることができない
とにかく娘さんの医療費を何とかしなければと、次に保険料関係の課に行き娘さんの滞納分だけ支払い、入院医療費を一定額以上払わなくてもいいように手続きをする。
他にも、とにかく負担を減らせるように、払えない税金や国保は、支払い可能なお金を払い、保険証を取り上げられなくするための、分納誓約の手続きを行う。
障害福祉課では、歩くことがままならずほとんど寝たきりなので、身障手帳の手続きと障害年金の確認。障害年金は、成人になってからこれまで年金を一定期間払っていなければ受けることができない。
ちょうど私たちが学生だった頃に、20歳になったら年金に入りましょうと、年金加入が20歳からになったが、当時絶対に入らなければならないという充分な説明もなく、入っていなかった人が多数おられた。
そのため、学生時代や主婦で年金に入っていなくて、事故や病気で障害を負っても障害基礎年金を受けれない『無年金障害者の問題』が全国であり、12万人もの無年金障害者がいる
この方も、こうした制度の不備、狭間の中で、何の保障もなく、最後のセーフティーネットの生活保護も受けれず、親の庇護の元でしか生きていくことができない。
その両親も、自分たちだけなら何とかつつましく暮らしていけるはずなのに、それも大きく狂わされてしまっている。
自分たちの事は自分たちでという自己責任論。もちろん、ほとんどのみなさんがそうしているが、病気や事故、失業や災害など何がおこるか分からない。そうなった時のために社会保障があり、それまで税金も納めているのに、助けてもらえない。
以前、他の市会議員の事務所に、生活に困窮した市民が行ったら、「自分のせいやろ」と追い返されたとの話を聞いた。小泉自公政権以降、この自己責任論で、社会保障制度が改悪され続けてきた。今回のケースもそれ以前なら救われていた。
もう限界と、民主になったが、限界をさらに超える、消費税2倍の大増税、年金引き下げ、医療費負担増、限界を超えた先にあるものは何なのか
今の国のあり方を大きく変えなければならないが、維新の会が言うような大都市制度や道州制ではない。船中八策などど幕末ヒーロー気取りのようだが、消費税の増税、TPP参加も当然とする立場が明らかになった。
大企業やアメリカからの言われるがままの政治から、国民の生活、社会保障を第一に考える立場での改革で、『福祉型国家』を目指す方向でしか、本当の安心が得られる社会にはならない。
今日の午後から、3時間、市役所で費やした時間の中での実感です
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