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2012年3月17日 (土)

孤独死ならぬ孤立死って!

今日は、議会だよりや後援会ニュースの原稿をつくり、午後からは“第九”の練習、夜は旭校区の党後援会世話人会に出席。簡単に議会報告をして、今後の予定の確認など

帰ってご飯を食べながら、夕刊を見ていたら“障害者と母、孤立死、横浜”という文字が目に飛び込んできた

またか というのが実感。特に今年に入ってから続発している。

1月には、釧路で高齢の夫婦。認知症の夫を介護していた妻が病死し、夫は凍死。

同じ、北海道では40代の姉妹。知的障害の妹の介護をしていた姉が病死したため、自力で生活できない妹が凍死。

2月は、東京立川市で2人暮らしの45歳の母とわずか4歳の息子は餓死。母が病死し、子どもも命を絶たれた。

3月には、同じ立川市。90歳の母を介護していた娘が病死し、母も・・・・・

さいたま市、障害のある64歳の息子を介護していた、92歳にもなる高齢の母が病死し、息子も病死。

そして、今日の報道は、昨年12月の事で、77歳の母が病死後に、CP(脳性小児マヒ)で重度の知的障害の息子が、発見される前日に亡くなっていたという。

孤独死に対しては、阪神淡路大震災後の仮設住宅で、コミュニティーや人間関係の絶たれた高齢者に相次ぎ、社会問題として取り上げられた

被災地のみならず、どこの地域でも起こりうる問題として、見守りや訪問活動が行われるようになってきた

しかし、介護が必要な人でも、同居人がいるということで、見過ごされてきたこうした“孤立した世帯”がどれだけあるのかと、この間のニュースに触れて実感した。

一人でなくても、主たる介護人が急に亡くなったら、死に直結する 孤立死。

介護保険など、行政的な支援が入っていたら救われた命もあったはず、こうした制度も利用料などのお金が払えなければ利用できないお金の有る無しで命に差があってはならない。

北九州市では、いのちをつなぐネットワーク課というものがある

北九州市といえば、2~3年前に生活保護の水際作戦(できるだけ受けさせないようにくい止めること)によって、生活保護が受けられずに餓死などの孤独死が連続して起こったために問題になっていたのはよく覚えているが、その反省に立ってできたのかは分からないが、聞きなれないというかはじめて聞く

3個のキーワードがあるという『見つける、つなげる、見守る』というもの。

電気やガスが停止しないといけないほどなら情報提供すること。新聞が溜まっていたらなど、それぞれの地域や事業所が気になった情報をまずは提供してもらう。

それに基づいて訪問などをし、危うい世帯を見つけて、必要な機関につなげる。

そして、一人暮らしでなくても見守る体制をつくっていこうというもの。年間840余りの情報提供があったという

この間の事件では、先月の団地の掃除には出ていたので信じられないなど、困窮した状況に気づくことができなかったケースや、近所付き合いもほとんどない、社会的な支援から取り残された孤立した状態だったことでは共通している。

他人事、よその地域での事と、見過ごせない事態だ

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