大阪の救急医療が危ない!
今日の午後は、泉州の地域医療を守る会の総会と学習会に参加
講師は、耳原総合病院の田端副医院長、救急医療現場のドクターでもあります。
日本の救急出動は、この12年間で48%増の546万回以上。救急隊の数は、同じ12年間で8%しか増えていない
さらに、救急出動で出発してから、現地に行く時間は平均8.1分と2分しか増えていないが、病院までの到着時間は10.7分も増えて平均37.4分かかっている
ひっきりなしに出動があり、先日救急車を呼んだのに赤い消防のワゴン車が来たと聞いて驚いた
「救急車が出払っていたら、とりあえず現場に行って処置ができるようにしている」ためと消防の職員から聞いたが、こうした背景がある。
救急車が患者を乗せても、なかなか出発しないというのもよく聞く話。
作業所で働いていた時も利用者が、てんかん発作で転倒し頭を強打したため、救急車に来てもらったことがあるが、受け入れの病院がなかなか決まらず、イライラしたことがあった。
医師不足や、病床も減らされ、外来看護に対してはお金がでないなど、十分な体制がとるのが大変なわりに、対応などに時間がかかったり、トラブルも多いため、診察できる患者の数も、他の診療科の半分くらいの患者しか診れないという。
高齢化が進めば進むほど救急出動は増えて行くのは間違いない。
こうした状況の中で、大阪府は、府立泉州救命救急センターを、平成25年度からりんくう総合医療センター(旧市立泉佐野病院)へ、移管・統合するという
昨年の9月の議会では、大阪府に対して「大阪府民の医療を守る意見書」が泉大津市を含む泉州地域の8市1町で採択されています
北摂地域では、千里救命救急センターへの補助金が3億5千万円もすでに廃止
中河内救命救急センターの運営形態の見直しを打ち出し
三島救命救急センターの地元では、大阪府の府民の命に関わる救急救命医療の切り捨てにつながる動きに、撤退するのではと不安が広がっているそうです。
救命救急医療を守ろう、充実こそ必要と本格的な署名活動も提案されました。
泉大津の救命救急体制と実情を掴まなければと、また、課題が増えました
これも学習会に参加して自覚できたのはよかったです。
午前、午後は地域まわっての訪問活動。
誠風中学の裏、池浦町で出合ったレンゲ畑。先日は虫取町。
昨年も何ヶ所かあったなあと思っていたんですが、ここは忘れていました。
出会えてささいな喜びです。地域まわりも楽しみを見つけながらあちこち行ってます。
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