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2012年9月11日 (火)

耐震化率3割…水道知られざる弱点

上記タイトル・・・TBS報道特集9月8日(土)放送の中の特集のひとつ

水道事業についての取材をしておりと・・・記者から直接携帯に連絡が入ったのが8月21日

泉大津に取材に入ったのが、8月29日、30日でした。

放送されたのは取材を受けた中で、ほんの1部でしたが、「市民が節水した努力によって使用水量が減り、料金値上げになるのは、大きな矛盾」と・・・

言いたかったことのひとつは放送され、問題提起にはなったと思う

もちろん、水道料金は水だけが減って値上げになったのではありません。

市の担当課長へも取材があり、古い水道管から耐震化していくなどの費用もかかると・・・

工事の現場では、古くなった管の映像もあったが、中は鉄サビで大変な状況

交換には1メートルあたり10万円前後の費用がかかり、泉大津市内では交換が必要なのは35キロメートルにも及ぶそうです。

全国では、耐震化がすすんでいるのが3割、厚労省は2013年までに耐震化100%にすると、水道ビジョンに明記している

総費用は120兆円かかると試算されている。

後半は、関東で水道水から基準値を超えるホルムアルデヒドという化学物質が検出され、30万戸が断水し、生活に大きく影響した。

水質、水源地をどうやって守るのか こうしたことにもお金がかかります。

泉大津は、淀川水系の大阪広域水道企業団の水を75%、高度浄水処理された水なので安心です。

光明池を水源とする泉北水道企業団の水25%、周辺に汚染源となるような工場はないので今のところ大丈夫。

昨日、市の担当課長と放送について意見交換。

水道事業というひとつの企業としての会計になっている以上、水道料金しか収入がないためそこに求めざるを得ない

国なり、大阪府が政策として耐震化をすすめ、財政的な支援をすべきと・・・

それにしても、テレビはあんなに話した中のほんの一部しか使われなかったので、誤解を与えかねないとも・・・

最後に記者の人とキャスターのやりとりで、「東日本大震災で水道事業の重要性を思い知ったはずなのに、なぜ進まないのか」に・・・

「水道事業が独立採算制で、水道インフラの整備には値上げをせざるをえない、との自治体側のジレンマもある」と・・・

大阪では、大阪市と府の水道事業をひとつにしようとしているが、なかなか無理難題があるようです。

そのため、24年度中に水道料金値下げできるかどうかの議論が進んでいません

それぞれでやれているんだから、市民府民のためになる議論をすすめるべきです。

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