いじめで遊ぶ子どもたち
滋賀県大津市のいじめの問題を、どう考えたらいいのか と思っていた時に、この本に出会いました。
本のタイトルを見て、どういうことか とすぐには・・・
サブタイトルの安心と信頼の生活世界を
そして、今子どもたちに何が・・・?という点も、私の疑問に応えてくれそうと、すぐに購入
筆者は、大東文化大学教授の村山志郎氏
いじめ自殺の悲劇が繰り返されてきた。
氏は20数年間いじめ自殺が起こると必ず現地に行き、関係した人たちの話を直接聞いてこられた。
それだけに説得力がありました
事件が起こるとマスコミはこぞって報道するが、起こった現象面ばかりが伝えられ、いじめが何故起こったのかという子ども達を取り巻く社会や、おかれた内面世界については、あまり考察されてこなかったように思う。
この間のいじめの特徴も、以前に比べると大きく変わってきたという
力による主従関係で言いなりにしたり、弱い子どもを下に見て、いじめたりしていたのが・・・
いじられキャラなどと言われ、いじりいじられる関係
いじる側にはいじめという認識があまりなく、ふざけるじゃれあうといった感覚で行われているという
そして、テレビやゲームの影響での攻撃性
過度な競争、忙しい日々に対するいらだち、むかつき
家庭の崩壊など子どもの貧困による不安感
社会に対する抑圧感やあきらめ・・・などなど
子ども達だけの、学校や教育委員会だけの問題ではなく、社会全体の問題として考えなければならない
そして、何より子ども達が将来に希望の持てる社会でなければ、本当の問題解決には向かえない。この本を読んで思ったこと
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