泉大津市立病院問題を考える市民の集いが行なわれました♪
どれだけ来てくれるか心配でしたが、会場一杯の100人近くになり、用意された資料も足りなくなるほどでした。
『地域住民のいのちを守る』、自治体病院の役割や存在意義を考える機会になりました。
講師は、自治労連医療部会議長で、泉州の地域医療を守る会の池尾正氏、保健所や堺市立病院で27年働いてきた方です。
赤字覚悟でも、地域住民の命と健康を守るためにやらなければならない医療というものがあり・・・
例えば泉大津では周産期母子医療で、どんな子どもでも安心して出産できる条件
和泉市では、小児救急・医療、小児の入院できる病院は、和泉市立病院しかない
両市では、それぞれ連携してきたはずだったが、和泉市では指定管理の方針がだされている
産科や小児は、診療報酬の関係やリスクが高いため、民間では手が出しにくい・・・
泉大津市内の出生数より、多い出産が泉大津市立病院でされているという・・・
これはすごいことです。
市民だけでなく泉州地域には無くてはならない病院という証ではないだろうか
池尾氏は、こうした例をあげ「もっと誇りに思ってほしい」と・・・
また、民間委託や民間に譲渡されたら、こうした医療も含めて黒字になるのか
これに対しては、NO もともと診療報酬が低いので、黒字にするのは至難の業
むしろ、不採算医療は切り捨てられかねない。病院がつぶれるということも無いとは言えない・・・
その為に、自治体病院がある。国の交付金を含めて、適正な財源を繰り入れることができる。
今、問題になっているのはその繰り入れがあまりに大きいということ
これをもって民間譲渡、民間委託というのは拙速ではないだろうか
ただ、毎年10億を超える赤字では、このまま立ち行かなくなるというのも事実・・・
救急医療の充実やせっかくある消化器センター、内視鏡などをもっと活かせば、十分に再生できる可能性も示されました・・・
そして何より、1万人のアンケート調査を行なって、一定の市民の声は聞いたが、さらに、市民が望む、必要としている病院になるために、みなさんの声や願いを届けていこう
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