昨日で、各会計の審査を終え、各委員からの意見表明
各会派から代表で1名ずつ出ているので、委員長以外の全員が発言。
私が意見表明したほぼ全文(少し省略・・・の所でしています)
2012年度一般会計、特別会計、水道事業会計、市立病院事業会計、決算認定に際し、意見を申し上げます。
この年度は、市長の突然の辞職、その後、教育長、副市長の辞職で、市長不在の期間ができるなど、市政上類のない異常事態になりした。
市長選挙が行われ、新しい伊藤市長が誕生したが、前市長の市政運営がどうだったのか?このことが問われる年度であります。
一般会計は実質収支で4億9727万円余りの黒字決算、累積赤字を抱える特別会計、病院事業など、依然厳しい状況もありますが、国民健康保険特別会計は単年度では黒字、4年連続の大幅黒字・・・困っている市民に手を差し伸べられる温かい市政なのか?そして、将来を見据えた安心で安全な魅力あるまちづくり、子育て支援、高齢者、障害者への支援策などにより、住んでみたい住み続けたい泉大津市なのか?地方自治体としての役割がどうだったのかが問われてきます。
同法系防災行政無線の全市域への拡充、全中学校のエアコン設置などの前進はあるものの、・・・・すべての市民がごみ袋代として協力をした地域環境基金は、一部の人の利益に結果としてなってしまっています。地域環境基金は、すべての市民の負担軽減につながるごみ減量化のための取り組みに定めて使うべきです。
中小事業所への支援策、きれいで快適な公園にしていく。教育予算では、学校給食のアレルギー食への対応の問題、留守家庭児童会は、職員の配置基準もない中で運営がされており、条例で定めて実施をするべき。就学援助における全国どこにもない不平等な制限がある家賃持家制度が続けられている点の改善を求めました。
次に、国民健康保険特別会計については、保険料が、高すぎて払えないと滞納になっている世帯が依然2000世帯を超えています。まだ累積赤字を残しているとはいえ、単年度では1億7434万3千円の黒字、4年連続の単年度の黒字で急速に会計としては健全化に向かっています。その中で、負担の重い子どもや家族の多い世帯に対しての多子減免、医療費の一部負担金などの軽減策を行う、所得の2割近くもある保険料を、抜本的に引き下げ支払い能力に応じた金額にするべきです。
介護保険特別会計については、保険料は少ない年金からも天引きされ、介護を使うには1割の利用料を払うことができず、利用ができない方が大勢います。低所得者から取り立てた保険料で、お金のある人しか使えない矛盾した制度となっています。本人のための介護の保険なのに、世帯収入で算定される保険料の矛盾、国は利用抑制とサービス量の低下でしか行わず、そのしわ寄せは、利用者と介護をする家族にどんどんと押し付けられています。もはや、介護を社会全体で支えるという制度の根幹が揺らいでいます。
後期高齢者医療特別会計については、75歳という年齢で区切る差別的な制度であり、条例減免が極めて限定されている点、75歳からは脳ドックが受けられなくなるなどの制度の不備や問題は、広域で行われているために、市として反映させることすらできない、住民から遠い制度となってしまっており、この制度が続いていけば2年ごとの保険料の引き上げは避けられません。以上意見を申し上げ、一般会計、特別会計には反対とします。
水道事業会計、市立病院事業会計には、市民の安心安全な生活を支える、そして市民のニーズをしっかりとらえた健全な財政運営に向けて、理事者のいっそうのご努力を要請しまして賛成といたします。
長い文章でしたが、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
来週が、本会議での討論は、もう少し長くなりますが、今日言えなかった問題も入れて、しっかり発言して行きます
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