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2013年11月の3件の記事

2013年11月22日 (金)

本気でごみゼロへを目指す取り組み♪

一昨日、昨日と、泉北環境整備施設組合議会の視察へ

 

1日目は、高松市南部クリーンセンターへ、バスでの長距離移動・・・

 

人口約42万人の高松市は、3市(泉大津・高石・和泉)の合同で行っている泉北環境よりは大きいが、西部と南部の2か所で処理をしている。

 

資源化センターは南部のみで・・・これから資源化センターの建設を予定しているため同規模で進んだ取り組みをしている高松市への視察になりました。

本気でゴミゼロへの取り組み♪

 

約40億円をかけて建設された資源化センターの模型

 

ピンク、青、緑と色分けされたラインごとに、プラスティックや缶ビンなどがそれぞれに分別がされていきます。

 

資源として再生するために重要なのは、その途中の人の手で行う手選別・・・

 

そこでどれだけきっちりと分別できるかで、運転開始後にはプラごみの選別が追いつかず、ラインを増やしたと説明がありました。

 

本気でゴミゼロへの取り組み♪

 

奥のピンクの機械で、圧縮された写真手前のものが出てきて完了です。

 

他にも、ペットボトル、アルミ、スチールなども圧縮されて・・・

 

汚れたプラは洗ってなど、住民の協力が欠かせませんが、見学会や説明会、丁寧に細かく指定している冊子の普及などで、年々理解が進んでいると・・・

 

ゴミの量も、合併などもあり人口が増えているが、実際に減らしてきています。

 

2日目は、徳島県上勝町へ、移動に時間がかかり、もっと話をききたかったが・・・

 

本気でゴミゼロへの取り組み♪

 

人口約1900人弱の小さな町の、大きな挑戦  赤い旗は2020年までにゴミをゼロにするという宣言(ゼロ・ウェイスト宣言)

 

「ゼロ・ウェイストとは、無駄・浪費・ごみをなくす」という意味だそうです。

 

無駄遣いをせず、リサイクル、リユースで生産段階からも処理に困らない製品をつくり、焼却・埋め立てをされる有害なごみをなくしていこうという理念のもとに・・・

 

小さな町だからできるのではという疑問に対しても、オーストラリアのキャンベラ市、カリフォルニア州の各市、ニュージーランドでは70%以上の自治体が、ごみゼロの目標年を定めて取り組んでいると・・・

 

日本では、上勝町がはじめて宣言したが、熊本県水俣市や、宣言はしていないが東京都町田市などでごみゼロ政策が始まっていると・・・

 

まず驚くのが、まったく臭くない、臭わないこと。

 

洗って出すのと、生ごみは完全に自家処理にしているためで、5万円の生ごみ処理機購入に4万円の補助をしている。

 

それでも、可燃物として何トンも焼却する方がはるかに経費がかかるから・・・

本気でゴミゼロへの取り組み♪

 

とにかく34分別と徹底しているのがすごい  町にごみ収集車は走っていません。

 

それぞれが行ける時に、このステーションに持ち込み、自分で分別する。

 

どこに入れるかが分かりやすいだけでなく、それがどうなるのか?

 

ごみになったらいくらお金がかかり、リサイクルしたらその分がいくらの収入になるかも分かるようにして・・・

 

なぜするのか? したらどうなるのか? した結果! が、目に見えて分かることで理解して納得して取り組めるのでは・・・

 

あと、自分で捨てに行けない高齢者には、運搬支援事業で本人負担10円補助が200円、だいたい70件くらいで推移して、地域の助け合いもかなりあるとのこと。

 

驚いたのは、2か月に1回ということ。

 

生ごみは、自分の家で処理しているので、それでも困って大変という声はないそうです。

 

町には、昔ながらの量り売りをするお店もあり、町全体でごみ減量化に取り組んでいる。

 

同じようなやり方は、なかなか難しいが、この理念を少しでも実現し、新しくつくる資源化センターに生かしていかなければと思う。

 

説明をしてくれた事務局長さんは「本気でごみゼロを目指す高い数値目標を定めたことで、革新的な取り組みになった」と・・・私たちもどこまで本気でできるかが試される。

 

 

2013年11月 8日 (金)

飯塚市の災害時要援護者支援について…厚生文教委員会視察報告②

視察2日目は、福岡県飯塚市へ

 

泊りは博多駅前のビジネスホテル  晩はもつ鍋など鳥料理  さすが博多、おいしかった。

 

博多からJRで45分、途中山の中を抜け、景色もよくのどかな感じ・・・で、また市街地に

 

その町を流れる川が、平成15年の7月に氾濫して、3000世帯以上が床上浸水するという水害が発生し、当時テレビでも大きく取り上げられ、私もその時の映像は覚えていました。

 

病院の視察で九州にという方向だったので、防災のネットワークを一緒に組んでいる行橋市さんを通じて、問い合わせたところ、県の担当の方が、飯塚市は水害以来、災害時の高齢や障害などの援護者の支援に力を入れ、担当者も非常に熱心にされていると聞き、今回の視察になりました。

 

泉大津でも要援護者支援プランはあるが、地域によって非常に差があるということと、把握そのものがなかなか進んでいないというのが実情で・・・

 

あるだけでは意味がないので、何とか実効性のあるものにできないかと・・・

 

Scimg0242

 

2年前の、2回目の一般質問で取り上げました。その時のニュースです。

 

飯塚市はまず台帳整備をすすめ、高齢や障害、介護認定のされている方など、把握すべき人の状態をつかみ、対策をとっていったということです。

 

毎年の更新には、民生委員さんや福祉委員さんなどの協力も得て、最新の情報にしているという点は特筆ものです。

 

その為の、情報の共有、提供を、個人情報保護審議会にも諮り、公益性の観点から認められています。

 

市民には、広報などで知らせるだけでなく、とりわけ水害予測地域では、訪問して対話による状況の把握を丁寧にしています。

 

そのことによって、何らかの具体的な支援が必要な人数は、結果絞り込まれ、日常の支援を受けながら、何かあった時の支援や確認が行われるということにつながっています。

 

泉大津のような申し込みを待っている手上げ方式ではなく、援護者を把握をし、話をして同意してもらう同意方式でなければ、進まないということは明らかです。

 

また、支援者を誰になってもらうのかというのは、難しい問題で、助けてもらう方も身内でなければなってもらいにくいのは当然です。

 

その点でも、飯塚市は柔軟で、緊急連絡をつける人として、多くは親、子、兄弟にして、その把握にし、災害時ではなく日常的に何らかの支援を受けている人(民生委員、福祉委員、ヘルパーなど)の登録にしています。

 

日常的な支援がなされてなければ、いざという時の備えにはならないという、私自身も思っていた方向で、しっかり取り組まれていることに感嘆しました。

 

担当部局、担当者を中心に、各課の連携、一体的な取り組みをされているとも感じました。

 

Scimg0238

 

来年の大河ドラマの主人公『黒田官兵衛』ゆかりの町、飯塚・・・

 

大変よい話を聞けました。台帳などの見本の資料も頂き、泉大津でも大いに参考にしていきたい

2013年11月 7日 (木)

『山鹿市民医療センター』へ、視察報告①

11月5日~6日の1泊2日で、厚生文教常任委員会の視察へ

 

行き先は、熊本県山鹿市と福岡県飯塚市、委員6名に職員3名の9名・・・

 

山鹿市の市民医療センターは、平成22年に泉大津同様、地方公営企業法の全部適用(病院の事業管理者を置き経営責任を明確にする)とし、翌年には、名称も市立病院から市民医療センターとしました。

 

Scimg0234

 

平成22年度までは赤字が続いていたが、23年度、24年度は改善を果たしたという実績のある病院です。

 

特筆なのは、診療の軸を外来から入院へとシフトさせ、入院患者数、1ヶ月あたりの新入院患者の数を増やし続けていること・・・

 

そこには、地域の医療機関との連携、信頼関係があり、患者紹介率が54%あり、逆に紹介をする逆紹介率が62.4%もあることからも伺えます。

 

地域医療の中での役割分担と連携が、しっかりと確立してきており、その中核を担っている。

 

そして、市民の理解の為に、徹底的に分かりやすく説明をしてきたということでした。

 

特に病院の中で、常時フロアに看護の責任者がおり、患者の声や疑問にその場で応えていて、後回しにしない

 

当たり前のことのようだが、これがなかなか体制的にも難しく大変なことだと思います。

 

新しく建て替え、名称と事業形態を変更したことも重なり、職員の意識改革も平行してできたことも経営改善に寄与してきたとの説明がありました。

 

後半は、病院の見学、看護部長でなく、各部署で看護責任者がしっかりと説明をしてくれました。そのことからも自覚の高さが伺えました。

 

旧病院だった所には、管理スペースと新たに改装して緩和ケア病棟もありました。

 

 

 

和室を備えた部屋で、家族も一緒に泊まれるようになっていました。

 

病気自体の治療が難しくても、こうした所で身体の症状や心の痛み、社会的な問題、家族の悩みに対するケアを主体にしています。

 

高度・急性期の医療と合わせて、地域ニーズから緩和ケアも必要性から実施し・・・

 

感染症医療は市民医療センターだけが専用病床をもち・・・

 

予防医療の重要性など、いわゆる自治体病院としての政策医療を機能の柱に据えています。

 

泉大津市立病院としても、参考に出来ることも多くあり、目指すべき方向を確認するという点でも有意義な1日目でした。

 

道中や、山鹿市のPRバンフレットを後で見たが、幾つもの温泉郷があり、温泉の町

 

 

そして、『山鹿灯篭まつり』は幻想的で有名だそうです。パンフレットだけですがとてもきれいです。

 

今回は、お昼も新幹線の車中で幕の内弁当、市内観光も一切無い強行日程・・・

 

せっかく行って、丁寧に説明してもらったりしたが、1円のお金も使う間がなく・・・

 

また、いつか個人的にも行って恩返ししないと、そうでなくても温泉とか行きたくなってしまいました。

 

 

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