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2013年11月13日 (水)

泉北地区農業委員会視察で、田辺市の秋津野ガルテンへ♪

昨日は、泉北地区農業委員会の視察で、和歌山県田辺市の上秋津地区にある『秋津野ガルテン』という、宿泊体験型施設へ行って来ました。

田辺といえば、みなべ同様ウメのイメージだが、みかんも・・・昭和47年のみかん大暴落で、ウメに変えた所が多かったが、ここでは年中収穫できるよう何十種類のみかんを栽培してきて、みかんの里としても有名

『都市と農村の交流』をテーマに、農業法人の株式会社として、運営されています

泉北地区農業委員会視察で、田辺市の秋津野ガルテンへ♪

廃校になる小学校の校舎を再利用していて、懐かしい空気が満載でした。写真は事務室や交流スペースのある本館

泉北地区農業委員会視察で、田辺市の秋津野ガルテンへ♪

中は、タイムスリップしたよう・・・1時間半、教室でビデオやスライドで話を聞きました。

地域資源を活用した『グリーンツーリズム』という考え方で、様々な事業を行なう『ソーシャルビジネス』として取り組んでいると・・・

利益を追求するビジネスではなく、地域の発展、地域の課題解決が目的で、付加価値をつけた商品、雇用創出、交流人口増、農業振興、コミュニティの拡充・・・などなどの効果を

具体的には、直売所、独自のジュースなどの加工場、農家レストラン、スィーツ工房、宿泊施設に農家民泊、農業体験、みかんの木のオーナー制度・・・などなど

泉北地区農業委員会視察で、田辺市の秋津野ガルテンへ♪

宿泊棟は建築基準法の関係で、本館の向いに別に新築(写真右側)、『農家レストランみかん畑』、『スイーツ工房』が併設されています

企業誘致に頼らない雇用の創出で、約70名で、年間12万人が訪れ、約2300人がガルテンに宿泊・・・

その経済効果はガルテンだけでも4億あまり、周辺地域も含めての経済波及効果は、9億7千万・・・

約10坪からはじまった直売所が、ここまでになったのは、中心を担った人たちが、和歌山大学の学者、行政、JA、地域の人を巻き込んで、自分たちの地域の将来をどうして行くのかを練り上げたマスタープランを作り、そのもとに進んできたこと・・・

その流れできたので、会社なのに役員はみなボランティアだというのに、最後大いに驚かされたが・・・生き生きと話して頂いた副社長は、午後も講演でと出かけれました。

農業しか基幹産業がなく、このまま行けば高齢化の波で、空洞化しかねなかった地域を、様々なみかんという資源を活用し地域の人と一緒に、再生したといってもいいんではないでしょうか

それぞれの地域で出来ることは様々だが、将来の計画を多くの人で議論することが非常に大切だと実感しました。

泉大津のこれから先10年を決める総合計画の策定が、市民のアンケートと参加で市民会議も始まっていきます。

どんな泉大津にしていくのか その方向性を、市民のみなさんとしっかりと考え進んでいきたいですね。

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