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2013年11月 8日 (金)

飯塚市の災害時要援護者支援について…厚生文教委員会視察報告②

視察2日目は、福岡県飯塚市へ

泊りは博多駅前のビジネスホテル 晩はもつ鍋など鳥料理さすが博多、おいしかった。

博多からJRで45分、途中山の中を抜け、景色もよくのどかな感じ・・・で、また市街地に

その町を流れる川が、平成15年の7月に氾濫して、3000世帯以上が床上浸水するという水害が発生し、当時テレビでも大きく取り上げられ、私もその時の映像は覚えていました。

病院の視察で九州にという方向だったので、防災のネットワークを一緒に組んでいる行橋市さんを通じて、問い合わせたところ、県の担当の方が、飯塚市は水害以来、災害時の高齢や障害などの援護者の支援に力を入れ、担当者も非常に熱心にされていると聞き、今回の視察になりました。

泉大津でも要援護者支援プランはあるが、地域によって非常に差があるということと、把握そのものがなかなか進んでいないというのが実情で・・・

あるだけでは意味がないので、何とか実効性のあるものにできないかと・・・

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2年前の、2回目の一般質問で取り上げました。その時のニュースです。

飯塚市はまず台帳整備をすすめ、高齢や障害、介護認定のされている方など、把握すべき人の状態をつかみ、対策をとっていったということです。

毎年の更新には、民生委員さんや福祉委員さんなどの協力も得て、最新の情報にしているという点は特筆ものです。

その為の、情報の共有、提供を、個人情報保護審議会にも諮り、公益性の観点から認められています。

市民には、広報などで知らせるだけでなく、とりわけ水害予測地域では、訪問して対話による状況の把握を丁寧にしています。

そのことによって、何らかの具体的な支援が必要な人数は、結果絞り込まれ、日常の支援を受けながら、何かあった時の支援や確認が行われるということにつながっています。

泉大津のような申し込みを待っている手上げ方式ではなく、援護者を把握をし、話をして同意してもらう同意方式でなければ、進まないということは明らかです。

また、支援者を誰になってもらうのかというのは、難しい問題で、助けてもらう方も身内でなければなってもらいにくいのは当然です。

その点でも、飯塚市は柔軟で、緊急連絡をつける人として、多くは親、子、兄弟にして、その把握にし、災害時ではなく日常的に何らかの支援を受けている人(民生委員、福祉委員、ヘルパーなど)の登録にしています。

日常的な支援がなされてなければ、いざという時の備えにはならないという、私自身も思っていた方向で、しっかり取り組まれていることに感嘆しました。

担当部局、担当者を中心に、各課の連携、一体的な取り組みをされているとも感じました。

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来年の大河ドラマの主人公『黒田官兵衛』ゆかりの町、飯塚・・・

大変よい話を聞けました。台帳などの見本の資料も頂き、泉大津でも大いに参考にしていきたい

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