本気でごみゼロへを目指す取り組み♪
一昨日、昨日と、泉北環境整備施設組合議会の視察へ
1日目は、高松市南部クリーンセンターへ、バスでの長距離移動…
人口約42万人の高松市は、3市(泉大津・高石・和泉)の合同で行っている泉北環境よりは大きいが、西部と南部の2か所で処理をしている。
資源化センターは南部のみで・・・これから資源化センターの建設を予定しているため同規模で進んだ取り組みをしている高松市への視察になりました
約40億円をかけて建設された資源化センターの模型
ピンク、青、緑と色分けされたラインごとに、プラスティックや缶ビンなどがそれぞれに分別がされていきます。
資源として再生するために重要なのは、その途中の人の手で行う手選別・・・
そこでどれだけきっちりと分別できるかで、運転開始後にはプラごみの選別が追いつかず、ラインを増やしたと説明がありました。
奥のピンクの機械で、圧縮された写真手前のものが出てきて完了です。
他にも、ペットボトル、アルミ、スチールなども圧縮されて・・・
汚れたプラは洗ってなど、住民の協力が欠かせませんが、見学会や説明会、丁寧に細かく指定している冊子の普及などで、年々理解が進んでいると・・・
ゴミの量も、合併などもあり人口が増えているが、実際に減らしてきています。
2日目は、徳島県上勝町へ、移動に時間がかかり、もっと話をききたかったが・・・
人口約1900人弱の小さな町の、大きな挑戦 赤い旗は2020年までにゴミをゼロにするという宣言(ゼロ・ウェイスト宣言)
「ゼロ・ウェイストとは、無駄・浪費・ごみをなくす」という意味だそうです。
無駄遣いをせず、リサイクル、リユースで生産段階からも処理に困らない製品をつくり、焼却・埋め立てをされる有害なごみをなくしていこうという理念のもとに・・・
小さな町だからできるのでは という疑問に対しても、オーストラリアのキャンベラ市、カリフォルニア州の各市、ニュージーランドでは70%以上の自治体が、ごみゼロの目標年を定めて取り組んでいると・・・
日本では、上勝町がはじめて宣言したが、熊本県水俣市や、宣言はしていないが東京都町田市などでごみゼロ政策が始まっていると・・・
まず驚くのが、まったく臭くない、臭わないこと
洗って出すのと、生ごみは完全に自家処理にしているためで、5万円の生ごみ処理機購入に4万円の補助をしている。
それでも、可燃物として何トンも焼却する方がはるかに経費がかかるから・・・
とにかく34分別と徹底しているのがすごい 町にごみ収集車は走っていません。
それぞれが行ける時に、このステーションに持ち込み、自分で分別する。
どこに入れるかが分かりやすいだけでなく、それがどうなるのか
ごみになったらいくらお金がかかり、リサイクルしたらその分がいくらの収入になるかも分かるようにして・・・
なぜするのか したらどうなるのか
した結果
が、目に見えて分かることで理解して納得して取り組めるのでは・・・
あと、自分で捨てに行けない高齢者には、運搬支援事業で本人負担10円補助が200円、だいたい70件くらいで推移して、地域の助け合いもかなりあるとのこと。
驚いたのは、2か月に1回ということ
生ごみは、自分の家で処理しているので、それでも困って大変という声はないそうです。
町には、昔ながらの量り売りをするお店もあり、町全体でごみ減量化に取り組んでいる。
同じようなやり方は、なかなか難しいが、この理念を少しでも実現し、新しくつくる資源化センターに生かしていかなければと思う。
説明をしてくれた事務局長さんは「本気でごみゼロを目指す高い数値目標を定めたことで、革新的な取り組みになった」と・・・私たちもどこまで本気でできるかが試される
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