『山鹿市民医療センター』へ、視察報告①
11月5日~6日の1泊2日で、厚生文教常任委員会の視察へ
行き先は、熊本県山鹿市と福岡県飯塚市、委員6名に職員3名の9名・・・
山鹿市の市民医療センターは、平成22年に泉大津同様、地方公営企業法の全部適用(病院の事業管理者を置き経営責任を明確にする)とし、翌年には、名称も市立病院から市民医療センターとしました。
平成22年度までは赤字が続いていたが、23年度、24年度は改善を果たしたという実績のある病院です。
特筆なのは、診療の軸を外来から入院へとシフトさせ、入院患者数、1ヶ月あたりの新入院患者の数を増やし続けていること・・・
そこには、地域の医療機関との連携、信頼関係があり、患者紹介率が54%あり、逆に紹介をする逆紹介率が62.4%もあることからも伺えます。
地域医療の中での役割分担と連携が、しっかりと確立してきており、その中核を担っている。
そして、市民の理解の為に、徹底的に分かりやすく説明をしてきたということでした。
特に病院の中で、常時フロアに看護の責任者がおり、患者の声や疑問にその場で応えていて、後回しにしない
当たり前のことのようだが、これがなかなか体制的にも難しく大変なことだと思います。
新しく建て替え、名称と事業形態を変更したことも重なり、職員の意識改革も平行してできたことも経営改善に寄与してきたとの説明がありました。
後半は、病院の見学、看護部長でなく、各部署で看護責任者がしっかりと説明をしてくれました。そのことからも自覚の高さが伺えました。
旧病院だった所には、管理スペースと新たに改装して緩和ケア病棟もありました。
和室を備えた部屋で、家族も一緒に泊まれるようになっていました。
病気自体の治療が難しくても、こうした所で身体の症状や心の痛み、社会的な問題、家族の悩みに対するケアを主体にしています。
高度・急性期の医療と合わせて、地域ニーズから緩和ケアも必要性から実施し・・・
感染症医療は市民医療センターだけが専用病床をもち・・・
予防医療の重要性など、いわゆる自治体病院としての政策医療を機能の柱に据えています。
泉大津市立病院としても、参考に出来ることも多くあり、目指すべき方向を確認するという点でも有意義な1日目でした
道中や、山鹿市のPRバンフレットを後で見たが、幾つもの温泉郷があり、温泉の町
そして、『山鹿灯篭まつり』は幻想的で有名だそうです。パンフレットだけですがとてもきれいです。
今回は、お昼も新幹線の車中で幕の内弁当、市内観光も一切無い強行日程・・・
せっかく行って、丁寧に説明してもらったりしたが、1円のお金も使う間がなく・・・
また、いつか個人的にも行って恩返ししないと、そうでなくても温泉とか行きたくなってしまいました
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