泉州水防議会で宮城県へ視察
昨日、今日と2日間…宮城県石巻市、気仙沼市、南三陸町へ
昨日は鳴瀬川、北上川水系の主に河口部を3ヵ所回りました。
鳴瀬川河口付近では、このラインまで津波が来たとの標識がありました。ここはかさ上げされて7.2メートルの堤防になると工事が進んでいました。
北上川河口部は、左手は護岸の堤防工事が進んでいましたが、右手の広大な田んぼだった所は、台風の大雨で水浸しに・・・
震災直後もこんな感じだったと・・・
ここだけではないが地盤沈下もあって水が抜けず、ようやく津波の海水を抜いても、大雨の度にこうした状況が繰り返される・・・
今後の震災に備えての堤防の整備などが進んできていましたが、広大な空き地と残こされたままの建物などの震災の爪痕に心が痛む・・・
石巻の日和山から、海から市街地までの状況も確認…反対側にはあの石ノ森漫画館も見えました。(白い丸いドーム)
翌日は、気仙沼まで行き、中島海岸の被災状況と堤防整備の状況を視察・・・
その後、南三陸町での被災状況を・・・最期まで町民に避難を呼び掛けて亡くなった女性職員がいた防災庁舎へも
私たちも献花をして、ご冥福と復興を祈りました。
語り部さんにバスに同乗してもらい、何か所か案内しながら当時の状況など詳しく教えて頂きました。
この写真は20メートルの高台にある中学校で、ここも2メートル浸かったと聞き、信じられないという気持ちに・・・
地形などの条件で津波高はずいぶんと違い、ここでも危ないとさらに高いところまで行ったため多くの人が助かったということでした。
そうした状況判断は伝えられてきた言い伝え、教えがしみついていたためで、『教育こそが大事だ』という言葉に実感がこもっていました。
最後に仮設でがんばる南三陸復興商店街へ行きました。ついついいろいろと買ってしまいましたが、少しだけでも協力できたかなぁ
2日間、あちこちと見て話を聞き、なかなかタイトな日程でしたが、これをどう自分たちの地域で活かしていくことができるか
そして、震災復興の力になるために、自分たちに何ができるのか
4回目の東北ですがこれまでは岩手県中心だったので、初めての宮城県ということと、今年は自分だけでは日程的にも行けそうになかったので、こうした機会を得ることができ、あらためて考えることができ大変有意義な2日間になりました
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