震災から20年、神戸で生活保護を考える!
昨日、今日と生活保護問題の研修会に参加するため神戸に・・・
震災から20年という年ですが、街中で震災の跡を見つけることはできない程・・・
1995年、この震災の年の生活保護受給者は約88万人で最低になったが・・・
その後一転増加し続けて、2014年2月には216万6381人に・・・
神戸ではまちはきれいになったが、震災前の生活が取り戻せない多くの人も・・・
雇用条件の悪化、とても暮らせない年金制度など・・・これらの改善なくして、全国的な受給者増加は止められない
研修では、住宅の問題、子どもの貧困の問題、薬物依存など依存症の問題など、多岐にわたっての講義や当事者の報告もあり、たいへん勉強になりました。
特に、今回どうしても参加したかったのは、朝日新聞記者で子どもの貧困対策について、丹念な取材をされて記事にされ、『貧困のなかでおとなになる』という本まで出している中塚久美子氏の話が直接聞けること・・・
それに、薬物依存症から立ち直って、今では支援する側になった木津川ダルクの方の話は、当事者ならではというだけでなく、適切な支援があればここまで復帰して成長できるんだと・・・
ちょうどお盆の最中にあった相談にも重なり、感銘を受けました
貧困や様々な依存症など、個人の責任とする風潮がまだまだ強く、負い目などから適切な支援を受けられない人や子どもが大勢います。
今回聞いた事例や、私がこれまで対応してきたケースも、全体からみればごくわずかです。
子どもの貧困対策法、生活困窮者自立支援法など、格差と貧困の拡大の中で、これまでになかった動きも、地域や行政からも各地で出てきています。
2日目の会場の新長田駅の近くには・・・
漫画界の巨匠、横山光輝さんの出身地で、震災復興のシンボル『鉄人28号』が・・・
テレビでは見ましたが、実物ははじめて・・・
力強くそびえ立つ姿に、今回の研修と共に力をもらえました
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