全国都市問題会議、その後に住民自治の栄村へ
昨日は全国都市問題会議の2日目、会場の目の前の公園はすっかり木々も色づいていました
午前中のパネルディスカッションもテーマは「人口減少社会にどう立ち向かうか」
地域の魅力づくり、交流と定住・・・官民協働、それぞれの役割を発揮してなどなど
モデル市や民間からの発信、協働などの報告が続きました。
それはそれでとても大事な視点や取り組みは参考になりましたが・・・・・
確実に人口は減少にというが、そうなった原因、経過や過程で不足していたもの、そのこと抜きに、その対策があってこそだと思わざるを得ませんでした。
「住んでよし・・・」だからこそ人も来るという話もあって、そここそ大事な点ではと思って聞きました
午後からは、新潟県との県境の栄村へ
日本共産党の村議の鈴木議員(左端)と山本議員(右から2人目)さんと議会事務局長にお話をお聞きしました。
ゲタばきヘルパーという独自にヘルパーを村民に養成しながら行ってきた介護保険事業についてがメインのテーマで・・・
ゲタをはいていける範囲に、ヘルパーがいて何かあってもすぐに対応把握ができるように・・・
地域ごとの介護の組織化、輪をつくっていくということで取り組まれました。
民間の事業所もできたようですが、山間部の集落を往復するだけで時間がかかり、とてもやっていけないと撤退されたそうです。
それでも国の制度改悪の流れの中で、現状は課題もあり、どこも大変だと・・・
庁舎近くの森宮野原駅の近くに、日本最高積雪地点がありました。赤い線のところまで雪が積もったそうで・・・
この豪雪対策、除雪で31の集落に入れる道づくりは、国の交付金を頼らず、住民との徹底した話し合いで・・・
雪かき雪下ろしの「雪害対策救助員」を村が冬季の仕事づくりで直接雇用・・・
他の自治体が補助金では委託しているのに対して、一気に降る雪は人手がなくなり、人手がいなければ何にもならないし、相場が上がってとても頼める値段でなくなると・・・
他にも、「田なおし」といわれる棚田などの整備、農業が自立できるよう公社などなど
村民の生活改善と一体にすすめられ、そこに住民が参加して一緒にすすめていく・・・
これは『実践的住民自治』ということを唱えて進めてきた前高橋村長の取り組みで、現在の栄村の土台がつくられてきました
絶対に合併しない、小さくても輝く自治体であり続ける栄村、帰りには直営の販売所で野菜や新米を買いこみ、しばらくはこの味をかみしめながら・・・
泉大津市もたいへん小さな(面積が13.41km²、人口7万6000人)市、この思いをとても共有できた視察でした
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