戦後70年、公害・環境問題の明日を考える…第44回公害環境デーに参加
『公害』と聞くと、工業地帯での大気汚染や工場からの有毒物質の垂れ流しで多くの被害が出たが、規制や基準が厳しくなって過去の事のような印象を持っている方もおられるんでは・・・
しかし、今も各地で道路や工場からの大気汚染などの被害が起こっています。
また、アスベストや水俣病、ぜんそくなどの被害者の救済の取り組みの裁判なども続いています。
今日行われた『公害環境デー府民集会』で、様々な状況などの報告がありました
私が相談対応してきた『泉大津のなぎさ府営住宅の阪神高速湾岸線からの騒音粉塵被害の問題』についても、貴重報告でもふれてもらっています。
そして何より、最悪の環境破壊、公害が原発事故です。
昨日、再稼働を強行した関電高浜原発・・・多くの国民が反対し、不安や心配だけでなく
住民の避難計画も不十分で、実際の訓練もされていないし、いったい核のゴミはどうするんでしょうか
今日の分科会でも「福島原発避難者訴訟原告団」と「原発賠償関西訴訟原告団」の2名のお母さんから切実な話があり、その思いにふれた報告が・・・
国と東電の無責任な対応と再稼働ありきの姿勢は絶対に許されません。
今日の記念講演は大阪市立大学の宮本憲一名誉教授
「『都市格』のある住みよい大阪」を テーマに、大阪の都市政策の歴史、公害対策や裁判の取り組みの意義などをたいへん分かりやすく、深いお話でした。
大阪が全国に先駆けて果たしてきた役割など、あまり詳しく知らなかった事など知ることができ・・・
なぎさ府営住宅の問題でずっと相談してきた方ともお会いして、今後についても話ができたのでたいへん有意義な1日でした
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