岡山での研修会…三位一体改革とは何だったのか?そして、地方創成って?!
今週は月曜、火曜と1泊で岡山市での研修会に出席・・・新大阪から1時間もかからないくらいで、意外と近いんだと実感
自治体問題研究所の研修会・・・今回のテーマは「地方創生総合戦略」
国が「これからは地方の時代だ」なんてことを言いだしてずいぶん経つが、本当にそうなって来ているんだろうか
1日目の講演は、京都府立大学公共政策学部教授の川瀬光義氏で「『三位一体改革』後10年を振り返り自治体財政の未来を展望する」
この10年余りの取り組みをみて、今にどうつながっているのか
その取り組みと財源の変化を見る限りでは、その時々で都合のいいやり方で、改革と銘打って、結局地方への配分は減らしてきたことが資料でも明らかに・・・
地方交付税総額が、2000年21.4兆円だったものが、2007年には15.2兆円・・・その後若干増えてはいるが、国の借金の肩代わりを地方にさせたり・・・
財政問題が絡んでくると、なかなか理解がしにくいですが、市町村合併などもそこに住んでいる住民にとってというよりは、財政を逆手に誘導して進め、いつまでに決めろと十分な検討、議論もさせなかったんだという事もよく分かりました。
2日目は、奈良女子大教授でまちづくりの専門家、中山徹氏の「地方創生と公共施設等総合管理計画」について・・・
市町村ですでに策定されている「人口ビジョン」「総合戦略」がどういうものなのか
コンパクトシティ、連携中枢都市圏、定住自立圏など、いろいろな言葉が飛び交っています。
立地適正化計画から、空き家対策特措法、そして公共施設等管理計画まで、これからのまちづくりに関わっての重要な問題にどう取り組んでいくのか
その視点は、市民の暮らしの基礎となる生活単位である小学校区の中での、規模は小さくても地域型の公共施設、住民参加で住民の声を活かした形で行政と共に進めていけるかどうか
まちに歴史や地域性があるのと同じように、その地域にある公共施設にもなぜそこにあるのか、出来たのかという歴史や地域性があり、住民合意での再編、充実でなければならないし、その事でこのまちの格をあげることができるという方が、将来にとって重要ではないでしょうか
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