生きること、生きている意味を考えさせられた2冊の本
選挙と議会でものすごく忙しくなる前に読んでいたのがこの2冊・・・
認知症になったり、知的な障がいがある場合に、よくある誤解や偏見で・・・
何も分からないとか学ぶことなどが無意味で無駄なように言われることが・・・
認知症になったとしても、すぐに何も分からなくなるわけではない・・・しかし、そうなってしまうんではないかという恐れや心配から、周囲もそう決め付けてしまい、本当にいま必要としていることが見えなくなっていないだろうか
けっして自分が自分でなくなるわけではない・・・
自分らしく楽しみや張り合いをもって暮らすことは、本人の思いを大切にしながら適切なサポートがあればできるという当事者(著者の佐藤氏)の言葉は・・・
悩み苦しむ本人や家族だけでなく、見守り、サポートする側にも知っておきたいことばかりでした
もう一冊は、障がい者の生涯学習の場として、随分以前からあった青年学級からオープンカレッジという比較的最近の取り組みなど、様々な全国の実践が報告されていました。
一般の高校にあたる支援学校高等部の多くが、その先の就職のための職業訓練や実習ばかりで、本来その時期に学んだり、経験したりすることが充分にできなくなっていないかと、前から心配していました。
就職はできたものの、その後の人間関係などでつまづく場合も多く見られ・・・
今、その高等部を卒業した後に学びを保障する場もできてきています。こうした動きはさらに広がってほしいと願っています。
私が以前働いていた 「いずみ野福祉会では、2014年に岸和田に『シュレオーテ』という青年期の学びの場が作られました。」 ←ココから当時の入学式の様子が見れます。
障がいがあっても、その時々、そして何歳になっても学び続けることの意味や大切さを考えさせられます。
そして、認知症や障がいがあっても、何歳でも自分らしく生きたいという願いと思いがありました
『認知症になった私が伝えたいこと』 佐藤雅彦 大月書店
『障がい者が学び続けるということ』 田中良三・藤井克徳・藤本文朗 編著 新日本出版社
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