『記憶を訪(とぶら)う」~非戦平和の願いの根源~泉大津・南溟寺へ
今日は泉大津・神明町にある南溟寺さんへ・・・
戸別公正(べっきこうしょう)住職の上記タイトルのお話と音楽と詩の朗読による反戦のための法要に出席させて頂きました。
バッハの「われらに平和(平安)を与えたまえ」から格調高くはじまり…
「戦争にいのち奪われたあなたがたよ」や峠三吉の有名な「ちちをかえせ」ではじまる「序」の朗読・・・
ジョン・レノンの「イマジン」、イルカの「まあるい いのち」も聴きました。
どれも平和やいのちに対する思いの強いもの…お寺で聴くというのも新鮮な感じでしたが、固定観念にとらわれず素晴らしいことはみんなで共有しようという住職のお考えの表れでしょうか。
住職のお話は、ご自身の子どもの頃からの体験や青年期の経験から、宗門の近現代史を読み解き検証し、真言大谷派の「不戦決議」をあげることにも関わられたこと・・・
そして一番感銘を受けたのは、戦争の最中に宗教界も全体としては無批判に戦争に加担して行った中で、非戦を貫いた4人の僧侶がいたという話でした
私たち日本共産党の先輩たちも、命がけで反戦平和を貫いてきたことに通じる想いが・・・
あの有名な植木等の父親は住職で、召集される檀家の人に「なるべく弾のこない所へ・・・卑怯だとか何を言われても死んではダメ、必ず生きて帰ってこい、それからなるべく相手も殺すな」と説いたそうです。
仏教の教えの「不殺生」…生き物を殺すなというだけではなく、「非暴力、まさに非戦」の教えだと・・・
「訪う(とぶらう)」とは、たずねるという意味もあり、人は死んでも誰かに想われているうちは、その人の心の中で生き続けている・・・
「本当の死は、そういう人も誰もいなくなった時」で、だからこそ戦争で亡くなった全ての人のこと、戦争や平和についてみんなで思い続けなければならない
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