泉大津市介護者家族の会 結成25周年の記念講演会へ
今日は介護者家族の会の記念事業があり、記念講演を聞きに福祉センターへ
この泉州地域では阪南市に次いで2番目に出来たと・・・
初代の会長が、地域に寝たきりの方が増えてきて、介護する家族の大変さを思い、尽力されて結成に至ったと報告があり、記念誌には当時の事を載せた第1号の記事もありました。
来賓あいさつで伊藤市長は、この間取り組まれた認知症サポーターを増やす取り組みや市立病院の物忘れ外来、レスパイト入院について、市としてCSW(コミュニティーソーシャルワーカー)を増やしてきたことなど、他市にはない先進的な取り組みを紹介され・・・
市民も行政も、各団体も企業も、同じ方向に向かって安心して暮らせる地域をさらに創っていきましょうと・・・
そして、大阪府介護者家族の会の方の来賓あいさつでは、ご自身も17年間アルツハイマーになった妻を介護した時に、当時は情報もない、何もない中で介護者の会に出会って救われたと・・・
記念講演は、泉南市介護者の会の会長から、57歳で若年性アルツハイマーと診断されてから15年の妻の介護経験やどのように今日まで歩んで来られたのかを・・・
「つれもていこら~アルツハイマーのことをもっと早く知っていたら~」と題してのお話がありました。
おかしいなと気づきながらも情報もなく、もっと早く病院に行っていたら、適切な治療、介護があれば・・・という後悔の気持ちがありつつも
妻が54歳の時に物忘れがこれまでとは違うと思いつつ、「あなたと一緒に居れたらそれでいい」と言った時のその思いに寄り添い続けてきたと・・・
その時々の状況や発せられた言葉、そしてご自身のその都度の思いなどを、発症前から順に細かく報告されました。
一言では語りつくせないものがありますが、当事者でないと分からない本当に貴重なお話でした。
そして、やはり介護者の会があって、最初に心の内を聞いてもらい助けられたと・・・
当事者、家族がつながって、思いを共有することの大切さをあらためて感じました。
65歳以上の高齢者が24%、18,000人
認知症の人が泉大津でも1,900人いると言われています。
以前に比べて、ずいぶん対策は進んできていますが、まだまだ不十分なこともあり、さらにどう進めていくかは・・・考えどころです。
終わってから、そんな事を考えながら、家族にもちょっと思いを寄せて、今日は妻の誕生日でした。
久しぶりに『カソナード』さんのショートケーキを買って帰りました
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