学校給食のこれからを考えるシンポジウムへ!
学校給食についての学習会があると知り参加してきました
結成20年の「豊かで安全な学校給食をめざす大阪連絡会」・・・堺の0-157事件を受けて作られた会で、現場の栄養士さん、調理員さんなどもおり、各地域の様々な状況を知ることができました。
全国的に遅れていた大阪は、府が主導して推進しましたが、中学校給食のこれからがどうなるのか 様々な不安や問題が・・・
以下の一覧表は、昨年3月時点なので、岸和田が9月から、堺が11月から実施などさらに実施率は88%くらいになっているとのことでしたが・・・
問題はどのような方式でやっているのかということ・・・
特に「民間調理場活用方式」(デリバリー方式)・・・よさそうに聞こえるが、要するに業者弁当を配っているだけで
全員ではなく、希望者のみという選択制の所も多い・・・
大阪市はデリバリーで全員喫食ではじめたが、あまりにもまずい、冷たいとマスコミでもニュースになり、苦情も殺到し・・・
平成31年までに順次自校方式、親子方式(すでに調理室がある小学校で作って中学校に持っていく方式)に変更すると・・・
ただ、すでに親子方式の所では、まず中学校の分を作って、11時から小学校のを作るとか・・・
3つの小学校で作った分を1つの中学校に持っていくとか・・・
「え~」そんな事できるの 現場は相当毎日大変なのではという驚きの話も聞きました。
選択制のデリバリー方式では、翌月分をまとめて事前に注文し、お金も前払い制で、教室から離れた所に取りに行かなくてはならず・・・なんでこんなシステムなのかと怒りの声があがっているとか・・・
そんな事から、配布された資料や話から、どのくらいの生徒が食べているのか
吹田市14.6%(多い学校で30%、少ない学校は5%) 堺市約8% 茨木市平均5.1%
これで本当に学校給食と言えるのか
大阪で実施していないのは泉大津と東大阪のみと言われているけど・・・
泉大津で実施しているスクールランチは、市が100円補助を出すようになってから、味や栄養バランスもましになったが、これと変わらないか、もっとひどいのではと思ってしまう。
安心でおいしい、栄養バランスのとれた給食の実施はやはり自校方式・・・センター方式でも堺の0-157や先週発生した御坊市の集団食中毒も、同じところで作っているのだから、何かあれば大量に被害が出るのは当然ではないでしょうか
コスト最優先では、かえって問題を引き起こす要因になりかねない。
子どもの成長にとって、食育の観点など、学校給食における教育的意味や格差と貧困が広がる中での公共性、公益性というものをもっと大事にしなければならないのではないでしょうか
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