今日で日本国憲法施行70年!各世論調査から見えるもの・・・
今日で日本国憲法が施行されて70年を迎えた
新聞各紙は、護憲、改憲などの様々な議論、意見や声を載せている。
世論調査の結果はどうか
NHKが15年ぶりに行った対面式の調査(4月29日発表)では、「憲法改正の必要性がある」が前回2002年から15%減って43%に・・・「改正の必要性がない」が11%増えて34%に・・・
9条の改正では57%が反対
JNNの調査(5月1日)発表では、2007年調査から「改正すべき」が10%減って43%・・・「改正すべきではない」が42%で拮抗
毎日新聞では、「改正すべきだと思う」が48%で6%増・・・「思わない」が33%で9%減で、こちらは前年に比べるとこの間の北朝鮮の懸念などから逆の結果になったが・・・
2013年には「改正すべきだと思う」が60%もあり、「思わない」は32%だったことから、明らかにこの数年で改正賛成が大きく減らしている。
9条の改正に反対は全年代で「思わない」が「思う」を上回り、46%は9条改正に反対となっていた。
朝日では、「憲法を変える必要がある」は41%に対して、「変える必要はない」が50%に・・・9条は63%が「変えない方がいい」という結果。
さらに共同の調査は、踏み込んで「日本が戦後海外で武力行使をしなかった理由」に75%が9条の存在をあげたことについて「9条が国民に浸透している」と評価・・・
安倍首相をはじめ自民、維新などの「改憲派は依然国会では多数を占めているが、それは衆議院選挙の小選挙区制によるもので、架空の多数派」と日本共産党のレジェンド前議長の不破哲三氏が毎日新聞にも登場していた。
なぜ憲法を変えなければならないのか よく言われる「時代に合わなくなっている」だとか、「アメリカに押し付けられた」とかいうが・・・
先日のNHKスペシャルでも放送されていたように「天皇」も含めて認め、そして「平和」というものが明確にされたという点で、国民の大多数に歓迎されてできたのが今の日本国憲法ではなかったのか・・・
国民主権の国となって、国民がここを変えてほしいというようなことがない中で、それこそ「改憲ありき」で押し付けているのは安倍さんの自公政権、補完勢力の維新ではないでしょうか
改憲への道、とりわけ9条の平和条項改正に突き進むことに危惧を感じて、ちょっと待ったの状況が広がってきているように感じる。
これは毎日新聞今日の4面の市民の意見広告・・・武力では平和はつくれない
「戦争は人間をほろぼすもの」、「戦争ではなく他国との対等な関係に立つ」努力こそ求めていかなければならない。
盲目的なアメリカへの追随、この間の北朝鮮の脅威をことさらあおり、この機会に改憲などというのは筋違いであり、憲法の理念を生かす道をもっと考えないといけない
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