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2017年7月の11件の記事

2017年7月28日 (金)

もう一度会いたかった…

まだ45歳なのに、もう会うことが叶わなくなってしまいました。

 

初めて会ったのは、まだ20代の頃、障害のある人が働く作業所に就職して6年、初めての人事異動で行った先の作業所で彼の担当に…

 

気持ちを切り替えるのが苦手で、作業室を飛び出してしまうことも度々で、追いかけて行き、その先で一緒に暑くても寒くても座り込んで、気持ちを切り替えられるようにと、話をしたり、じっと待ったり…

 

郷ひろみが大好きで「ごぉ~みぃ」と言うので、「おくせんまん」と何回歌ったことか

 

そのうち私の事を「もぉ~さん」「もぉ~さん」と言ってくれるように…

 

身体的な障害も進んでしまい、私たちの施設では受け止められなくなり、違う施設に行って、最近は療養型の病院に入院していると聞いていました。

 

3年くらい前に、家に伺った時、偶然帰宅中で会ったのが最後に…

 

何年かぶりなのに、ちゃんと覚えてくれていて、とても嬉しそうに迎えてくれました。

 

部屋には作業所の一泊旅行で、私と一緒に買い物をしている写真を大事に飾ってくれていて…

本当に嬉しかったし、彼の笑顔が大好きでした。

 

とても残念でなりません。また会いたいと思っていたのに、ふと伺ったら会えるような気がしている間に、今日になってしまいました。

 

突拍子もない行動で驚かされた事もあったけど、とても愛嬌があってやさしい所もあって、実は元気をもらっていたのは私だったよう…

周囲のみんなにもとても愛されていて、彼に会えないのは悲しいけど、みんなの心にはしっかり残っていると思います

 

夏のこの日、彼の心のように明るく咲いていたひまわり…

 

もう一度会いたかった…

 

安らかに眠ってください。そして、ありがとう。

明日、最期のお別れにも行って見送ってきます

2017年7月26日 (水)

生きたかった・・・相模原障害者殺傷事件から1年

19人もの知的障害のある人が襲撃され殺害された事件から1年・・・

同じ障害のある人の生活施設で働いていたこともあり、あまりの衝撃にテレビの前で動けなくなった。

なんでこんなことが起こったのか 

なぜ殺されたり、傷つけられなければならなかったのか

事件後の被害者やその家族の想いなどを伝えるテレビや新聞などの報道を目にし・・・

この事件をひとりのモンスターが引き起こしたというだけでなく、社会、政治が作り上げた表れとして・・・

あらためて、日本の障害のある人への差別や、遅れた福祉制度を浮き彫りにして・・・

この事件を一過性の出来事にさせてはならないと思った。

生きたかった。その無念の想いを・・・もう一度しっかりと胸に刻みたいと思う。

「障害があっても安心して暮らすことができる社会は・・・子どもから高齢者まで誰もが安心して暮らすことのできる社会になる」

初めての選挙の時に一番訴えたこと・・・

福祉の現場で20年働いてきた私の原点

ただ“いのち”が軽々しく扱われる事が他にも多くあり・・・

最も大切にされなければならないものだと、これからもしっかり向き合っていきたい

 

2017年7月22日 (土)

「九州北部豪雨災害救援募金」と「子ども医療費助成制度引き上げ求める署名」活動に取り組んでいます!

昨日の夕方、泉大津駅で九州北部豪雨災害救援募金に取り組みました

15名の参加で、19,161円の募金・・・多くのみなさんにご協力頂き、ありがとうございました。

始める前に置いてある募金箱をパチリ・・・

激震災害に指定をされて、被災地ではこれから本格的に生活と生業の再建に・・・

泉大津からも、少しでも支援になれば・・・日本共産党の現地救援対策本部を通じて、被災地に直接お届けします。

そして、今日は子ども医療費助成制度の引き上げを求める署名活動に取り組みました。

今年度の引き上げが、まだない状況で・・・「子ども医療費助成制度の引き上げをめざす泉大津の会」が行っている署名・・・

その「会」というのは、私も参加している泉大津社会保障推進協議会の加盟団体、女性団体、商工団体、そして個人でも加盟できる自主的な市民の会です。

事前に我が家の近所の住宅地に配布をさせてもらい・・・今日、明日で200軒近くを訪問予定

昨日までに我が家のポストにわざわざ直接届けてくれた分と、今日伺って頂いた署名は54筆

「1枚では足りないからともう1枚」、「友達にももらうから」と、追加で署名用紙を渡したり・・・

「やっと6年生までなったのに」、「他市は中学生まである」、「何とかしてほしい」という声や願いをたくさん頂きました。

泉大津は「大阪府下最低」という残念な状況になってしまっています。

「子育て支援」や「少子化対策」、ましてや子育て世代含めた「人口増」を目指すなら・・・最低限、子ども医療費助成は、「中学卒」までや「高校卒(寝屋川市や田尻町は高卒まで実施)」までの助成は当たり前にして、そして一刻も早く引き上げを実施しないと・・・

明日も暑そうですが、がんばって署名受け取りの訪問をがんばります

2017年7月19日 (水)

市議会報告の議員団ニュースが完成!

6月にあった市議会第2回定例会・議会報告ニュース、印刷が昨日あがってきました。

1面の表面は、田立議員の質問で、市の今後の公共施設配置基本計画について・・・

議員団ニュース

国が、人口減少を理由に総量圧縮(削減)ありきで、全国の自治体に対して作れと押し付けてきたものだが・・・

計画の中では、市民にとって利用の多い「勤労青少年ホームの廃止」や「13ある長寿園や幼稚園・保育所の統廃合」などが含まれている。

すでに廃止になった「市民会館」については一言もふれられておらず、市民会館が無くなったことで、様々な市民活動に影響が出ている中で、さらなる削減はいかがなものか・・・

個々の公共施設がどうなるのかの計画はまだこれからですが、無くすだけでなく、設置目的の変更やそれに代わるものも提示しながら、身近な地域に誰もが利用しやすいコミュニティの場、市民活動が活発になるようにしていく必要があるんではないでしょうか

あとは国民健康保険「都道府県単位化」の問題で、保険料が大幅にアップされるんではないかとの心配がある中で、市が保険料や減免など対応できるように求めた内容について・・・

2面は私の一般質問「空き家」と「私道」の問題を中心に・・・

議員団ニュース

特に所有者、管理者不明や相続放棄などで対応が出来ない場合について・・・

適切な管理がされていないから問題になっているわけで、同じ市民としての住民サービスが受けられない、不利益をこうむっているということから・・・

住民の願いに沿った解決策を、行政としての対応を要請しました

あとは私たちが提案した「教職員の多忙化解消」と「生活困窮者支援への財政措置」を求める2つの意見書全会一致採択・・・

また、「大阪万博の誘致を積極的に取り組む決議をあげるよう求める請願」は、「カジノ」とセットでの現計画、会場予定地の「夢洲」への大型開発などには賛同できないと反対しました。

このニュースはこれから市内全戸に、市内各地域の党や後援会のみなさんの力も借りて配布させて頂きます。(一部地域、マンションなどには入らない場合もあります)

お手元に届きましたら、ぜひご一読ください。

ご覧になりたいという方は、℡090-3051-9790(森下)まで、お名前、住所をショートメールで入れて頂ければ、お届けするか郵送します

2017年7月18日 (火)

天空の城、竹田城へ!

一度は行ってみたいと思っていた竹田城(兵庫県朝来市、旧和田山町竹田)

昨日の祝日に、日帰りで行ってきました。

早朝6時出発で、渋滞もなく順調・・・曇り空だったんですが、雲がまだ少し下がっていて、ちょっと期待したんですが、やっぱり雲海の見れる季節ではなく、有名な写真のようにはいきませんでした。

ただ、竹田城と谷を挟んで向かいの立雲峡の駐車場には、見れなかった人のためでしょうか 

大きな写真があったので気分だけでもと、カメラでパチリ。

気象条件などがあるようですが、秋から冬にかけては3~4日に一度は見れるようです。

実際に見れた写真は、これですが、スマホのカメラだとちょっとぼやけてしまうけど、遠景はこんな感じ・・・

Dsc_0858

雲海はなかったけど、なかなかいい感じで見れました。山城と言うのがよく分かるし、周りの地形などからも、ここにお城を築いた意味のようなことも分かるような・・・

もちろん竹田城へも登って来ました。・・・とは言っても、裏の山城の里という観光センターまで車で行って、そこからは天空と言う巡回バスで近くまで行き、舗装されたきれいな道から登城・・・

石垣しか残っていませんが、それがいい・・・

山頂で見渡す景色も、風も心地よく感じながらしばし散策・・・

思っていた以上に広く、天守のあった所から見るとこんな感じ・・・

Dsc_0842

写真は南千畳側で、北千畳というのが反対側にも・・・

帰りは、歩いて下山・・・ここは完全に山道で、ちょっとだけ登山気分を味わい、竹田駅のある側に降りて、町を散策。

おしゃれなカフェや町の交流館には展示もいろいろあって、もう少しゆっくりしたかったですが、再びバスで駐車場まで戻りました。

同じ朝来市には、生野銀山という名所もあって、まだ少し時間もあるのでと寄ってみましたが・・・

これがなかなか良くて、すごく面白く、ためになった。

江戸時代に掘り進められた当時の鉱山の状況や、明治時代の遺構としても・・・

かなり坑道も長くて・・・何より、鉱山内の地下道は寒くなるくらい涼しくて、これからの季節にはお勧めです。

1年以上山には登っていなかったのと、お天気がいまいちな感じだったので、急きょ山気分が味わえて、行きたかった所という事で行ってみましたが・・・

なかなか充実した久しぶりの休日を味わえました。

また、雲海の季節に行ってみたいと思いますが、すごい人出になるんだろうなぁ・・・でもいい城跡でした

2017年7月11日 (火)

核兵器禁止条約を採択・・・国連加盟122ヵ国が賛成

地球的規模で人類の危機となっているのが、昨日のブログでも書いた地球温暖化・・・

そしてもうひとつは「核」の脅威・・・

 

国連で人類史上初の歴史的な「核兵器禁止条約」が採択されました。

先日、7月9日のしんぶん赤旗1面・・・

 核兵器の使用はもちろん、開発や実験、核をちらつかせた脅しまで幅広く禁止内容の意味は大きい。

 加盟122ヵ国が賛成しましたが、核兵器を持ち核のかさ論にしばられる国は交渉会議にも参加をしないという状況・・・

 唯一の被爆国であり、本来ならその先頭に立って核兵器廃絶を進めなければならない日本は、不参加というやっぱり残念な国・・・

 

大手のマスコミは、あまりこの歴史的な出来事を報じないのはなぜでしょうか

目にしたのは毎日新聞の夕刊(写真右)、米英仏の国が抗議したと肯定的には取れない内容で・・・

それでも、カナダに住む被爆者の採択を喜ぶの声は紹介されていましたが・・・

 

日本には、米国言いなりで、米国に守られていると妄信している政権与党の人たちなど、まだまだそうした残念な意識が強い

 ただ、世界ではもう大国だけが思うようにできる状況ではない事を、この採択が示したように思います。

地球温暖化でも、パリ協定にトランプ米国が参加しないという態度に、世界の国から批判が出ています。

 

国の大小に関わらず、どの国も対等平等でなければならない。そしてそこに暮らす人たちも・・・

「○○ファースト」というのがはやっているが、裏を返せばそのくくりにあてはまる人たちや自分さえよければいいという考え・・・それでいいとは思えない。

 

日本共産党の志位和夫委員長は、この国連会議に参加して、歴史的な採択の意義を前回会議でも発言し・・・

被爆者団体などは、「被爆者にとって大きな喜び」と声明を発表し、すべての国は条約に参加するよう呼びかけています

日本にも「次世代にツケを残すな」などと都合にいいときには言いながら、原発の再稼動を平気で認める政治家なども多いが・・・

核をすべて無くさない限り、平和で安全な社会にはならないわけで、その事に真剣に取り組み向かっていかなくてはならない

2017年7月10日 (月)

九州北部豪雨災害・・・

記録的な豪雨が襲った九州北部・・・

すでに発災から数日が経ったが、捜索も依然続いていますし、被災の状況の全容がまだ見えない状況です。

依然連絡が取れない方も多数おられ、またお亡くなりになった方、被災した全てのみなさんに心からのお見舞いを申し上げます。

昨日の「NHK特集」で、今回の豪雨がなぜ起きたのか どう対応したら良かったのか を見ました。

九州北部豪雨災害

あの鬼怒川決壊をもたらしたのと同様の「線上降水帯」という気象状況だった事・・・

「『津波』の想定外だった東日本大震災同様に、今回の『豪雨』も考えるべき」だという言葉が印象的でした。

そして、全国どこでも起こりうる災害だと・・・

多数の土砂崩れなどや流木による被害の拡大・・・

一方、前回の水害の教訓から地域での取り決めや、自主防災マップなどを作って避難行動に役立てていたという報告も・・・

想定外にしない想定が大事だという事・・・

日本共産党は党として「救援対策本部」をいち早く立ち上げ、地元出身の国会議員、地方議員をはじめ党組織をあげて実態把握と被災者救援に取り組んでいて・・・

仁比総平参議院議員、田村貴昭衆議院議員が9日、福岡県朝倉市へ行き、お見舞いと要望を聞いて回っています。

一刻も早い復旧、そして何より生活再建につながるよう被災者生活再建支援制度の支援金の増額を求めていくと・・・

地球温暖化が進む中で、大雨のたびに、地球が悲鳴をあげ泣いているように感じるのは私だけでしょうか

自分たちの事だけでなく、全地球的なことを考えれる人がどの国もリーダーとなってほしいものですね

2017年7月 8日 (土)

「公共の役割」とは・・・泉大津市政を考える学習会へ!

公共の役割とは

昨日の夜はテクスピアおおさかで行われた学習会へ

奈良女子大学教授の中山徹氏に来て頂き、「人口減少社会の中での行政の役割」について学びました。

泉大津では、今年の10月から市民課の窓口業務の一部が民間委託されようとしています。

議会の中では、幼稚園、保育所、こども園や市立病院をなどの民営化推進の声もあります。

すでに市役所で働く職員は大幅に減らされて、非正規、アルバイト職員に切り替えられてきました。

こうした中で、改めて「公共の役割」とは何かについて考えていくことが大事ではないかと、60名定員の会場は、ほぼいっぱいの参加者で熱心に話を聞きました。

講演後は、2年前から市民課窓口の民間委託をしている泉佐野市の山下議員から、現状の報告があり・・・

昨年からは、税や国民健康保険、介護や高齢課、子育て支援の窓口まで民間に委託されていると・・・

部屋がパーテーションで仕切られ、様々な制服の職員が混在する中・・・

待ち時間が大幅に増えているなど、様々な問題もあるようで、民間に任せたらサービスが向上するだけとは限らない・・・

サービス向上とともに、財政削減効果もあると言うのも実際に行っている他市などで理由にされているが・・・

泉大津の場合は、約1900万円も余計にかかるという事で・・・何故、何のためにするのかの説明を、市民に説得力をもって出来るでしょうか

全国で行われている民間へのアウトソーシングは、税金をもうけの対象にする企業に横流しをして・・・

行政が本来責任を持つべき、市民への役割を転嫁させてしまっているのではないでしょうか

そうした大きな流れの中で、自治体が地域の資源を大事にして、市民福祉を向上させることで雇用などを確保し・・・

市民の参加、市民と共に、地域を守り創っている取り組みも、まだ数は多くないが広がっていると、中山先生から話がありました。

「公共」の役割と責任がどこにあるのか この辺りが胆ではないでしょうか 

今回の話を活かして、市民目線で市民と共にさらに考えたいと思います

2017年7月 5日 (水)

四日市市議会へ、ペーパーレス議会の視察へ!

昨日は、台風が迫っている中・・・泉大津市議会のペーパーレス専門部会の視察に参加して来ました。

少し早くついたので、「そらんぽ四日市」という市立博物館へも・・・

私の子どもの頃から、四日市と言えば「公害」のニュースを度々見聞きしていたのですが、そこから脱却して、新しいイメージ、未来に向かうために努力しているのがよく分かる博物館展示でした。

歴史的なまちの営みから、公害をどう乗り越えてきたのか、そして世界一星が見えるというプラネタリウムは素晴らしいものでした。

今回は「ペーパレス化を目的としたタブレット端末の導入について」という目的での視察

費用的なことから契約について、導入後の状況など様々にお聞きしました。

また、理事者執行部の担当にも同行頂いたので、かなり具体的な導入にあたっての質問も・・・

課題やこれまで視察をした嘉麻市との状況などとも比較して、コスト面も大事ですが、使い勝手がよく、経費だけでない職員の労務量の削減により適したものなど、いくつか漠然としていたものが見えてきたように思います。

泉大津市議会でのペーパーレス議会の取り組みもいよいよ本格化、来年度の導入を目指しています

 

2017年7月 3日 (月)

「国民平和大行進」2017・・・私も泉大津から高石まで「平和」を願い歩きました!

昨日の東京都議会選挙では自民党の歴史的惨敗、日本共産党は大健闘の議席増で19議席に・・・

一夜明けての今日は、地元泉大津に「国民平和大行進」がやって来ました。

核廃絶、平和を願う全ての人の思いをのせて、東京から歩みが進められ・・・広島まで

今朝は和泉市役所から出発して、泉大津市、そして高石市、浜寺公園を経由して堺市へ

私も泉大津から高石までの区間をみなさんと一緒に歩いて来ました。

たいへんな暑さでしたが、みなさん元気いっぱいで、沿道から手を振って応援してくれる人が何人も・・・

東京から歩いている人、大阪府内を通しで歩いている人、本当にすごいし、頭が下がります。

それでも、みなさん自分の歩ける範囲で、1区間だけという人、100メートルだけという人もいました。

いつも集会だけの参加で、今回はじめて歩いたという人と一緒になり、「来年は羽衣駅まで行こうか」など、暑くて大変でも楽しみながら、目標もって・・・

こうした一人一人の思いがつながって、核廃絶、平和につながってほしいし・・・

「憲法改正」を声高に叫ぶ安倍政権をさらに追い詰め、「憲法九条」をないがしろにしたら国民が許さないと言う機運をさらにつくっていきたいですね

2017年7月 1日 (土)

「自治体の相談支援の拡充」と「教職員の過密労働の解消」を求める意見書を採択・・・泉大津市議会

昨日、閉会した市議会で2つの意見書が採択されました

いずれも日本共産党市議団が提案したもの・・・

まず教職員の長時間過密労働の実効ある解消策を求める意見書全文は田立議員のブログで確認できます。 

議会前に、現職の先生や退職後講師で働いている先生などからも泉大津の実情などをお聞きしました。

授業準備や教材研究以外に、クラブや配慮の必要な家庭への支援などに加えて、とにかく会議が多すぎると・・・

必要な打ち合わせはあるでしょうが、どうも国や大阪府などが進めている教育内容などから来るものもあるよう・・・

教師の自由度が少なくなればなるほど、子どもたちとの授業以外の直接的な対応などがますます減っていくのが心配です。

もうひとつの意見書は、生活困窮者自立支援事業への財源措置等の拡充を求める意見書・・・原文は私が作成しました。

なぜ、この意見書を提案することになったのかというと・・・

ひきこもりの青年が、40歳になるとサポートセンターからの支援も打ち切られ、どこにも相談にいく所がなくなったという相談を以前に受けて対応した経験から・・・

生活困窮者自立支援制度に基づく相談窓口がどの自治体でも置かれるように・・・ひきこもりなどの対応もしていています。

泉大津では「市民生活応援窓口」という名前で設置されましたが、アウトリーチ(訪問型)の支援などが充分にできる体制にはありません。

担当者に聞いても、一定ひきこもりなどの相談も親などからあっても、待ちの相談対応で、つかんだケースに対して積極的に働きかけていくような状況ではないと感じました。

ひきこもりだけでなく、現在の様々な生活面での困難な状況は、潜在化していて、孤立化していく・・・

もっと学校や行政が、しっかりと異変に気づき、つかんでいき、必要な支援につなげ、解決に向け継続した対応ができる体制が必要ではないでしょうか

以下、原文です。ご参照ください。

          生活困窮者自立支援事業への体制拡充を求める意見書()

 生活困窮者自立支援制度が発足し、本市においても「市民生活応援窓口」が設置され、様々に困っている市民に対しての相談や支援を一元的に受けることができるようになりました。

 内閣府によると、2016年の調査で15~39歳の「ひきこもり」は推計54万人超に達している。この「54万人」には40歳以上は含まれておらず、年齢が高い40歳以上のほうが多いとする一部自治体のデータもみられる。調査ではひきこもりの期間は「7年以上」が34.7%と最も多く、35歳以上が10.2%と前回調査(2010年)から倍増し、長期化・高年齢化の傾向が顕著になった。

 ひきこもりが長期化・高齢化することで深刻なリスクも高まっており、大きな社会問題となっている。同居する親の死亡や高齢化などから、その後の経済的困窮などに直結することからも放置できない課題である。ひきこもりに対する自立支援に関わっては、40歳になると若者サポートセンターの相談や支援も受けられなくなり、生活困窮者自立支援制度が実施されたとはいえ、自治体や各種団体などが実施をするひきこもりや経済的困窮者への相談支援体制では、相談や支援などの対応が充分に取り組めている状況ではない。

  自治体間での取り組みや支援員の体制にもばらつきがあり、大きな差となっており、困窮度合いが高い人ほど平日に相談窓口に来るのが困難で、土日や夜間など困窮者の状況に合わせて相談、支援できる体制の構築が必要である。

  国において行なわれている社会保障審議会の専門部会でも、相談支援体制を強化するために配置基準の設定や国の財政措置を求める意見が出されており、国の財政支援は不可欠であり、相談支援体制の拡充強化と、それに伴う財政措置を強く求める。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成29年6月30

                                                        泉 大 津 市 議 会

 送付先:内閣総理大臣 財務大臣 厚生労働大臣

 

 

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