福岡県中間市の「空き家対策」と大牟田市の「三池港」へ視察に!
この水曜・木曜の2日間、泉大津市総務都市常任委員会の視察で福岡県へ・・・![]()
1日目は、中間市の「空き家対策事業について」・・・人口4万1千人あまり、面積15k㎡と比較的市域がコンパクトという点では、泉大津に似ている市・・・
高齢化率は36%とかなり高く、空き家問題は全国共通ですが、早くから実態調査に取り組み、空き家バンクを実施・・・
市外からの子育て若年世帯の定住促進で、空き家バンク物件の購入を条件に、『中古住宅購入補助金制度』、『中古住宅リフォーム補助金制度』、『中古住宅購入後に解体し新築するための補助金制度』など・・・
空き家になりそうな高齢世帯に対しての『住み替え補助金制度』や、老朽建築物の解体工事に対して『老朽危険家屋等解体補助金制度』など・・・
基本は空き家と言っても不動産、民間のやり取り、売買になるが、特定空き家など老朽化した危険な空き家などの解消に向けて、市が解体、移転が進むように制度の活用を上手く進めていました。
相続で引き継いだものの困っている人は多く・・・
資産価値が下れば下るほど、動きは作りにくく、その中でもどうすれば双方にメリットがあって、リスクの低減になるのか![]()
かなり困難な事例にも踏み込んで、積極的な役割を市としても果たしていることが印象的でした。
2日目は、大牟田市・・・ご存知、三池炭鉱のあった町で、最盛期は人口20万を超えていましたが、閉山後は減少し、現在は11万7千人あまりで、泉大津の人口以上の減に・・・
その石炭積み出しの港、三池港を活用した地域振興について・・・
「にぎわい交流拠点としての港」ということで、実際に世界文化遺産になった「明治日本の産業革命遺産」の港として・・・
当初は港全体の再開発的な産業物流拠点化と観光地化を目指していたようですが、世界文化遺産になったことで、当時からの状況を変えられない守っていくため、全体計画としては見直しを進めていると・・・
下の写真が三池港、手前の赤い屋根は対岸の島原半島の島原港に向けてのフェリー乗り場で、来る前に「昔乗った事があるよ」と連れ合いが言っていて、ここからフェリーが出ているとはじめて知りました。
明治から現在も現役で動いている「三池港閘門」や海の下に向けて掘られた坑道が残っている「三川坑跡」などの、貴重な見学もさせてもらい・・・
炭鉱電車は、クラウドファンディングで3000万円の寄付が集まり、展示できるように・・・
坑道に続く入り口、ここはまだ整備がされていなくて、入り口しか見れませんでしたが、坑道に降りていく「人車」もそのままの状態で置かれていて、歴史を感じました。・・・![]()
すごい歴史的な価値があって、順次整備をしているとの事でしたが、いつ完成するかは分かりませんが、出来たらまた来てみたいと思いました。
成り立ちや歴史がまったく違いますが、市民を呼び込んでいく価値のある港としての整備や魅力をどうアピールしていくのか考えさせられました。
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