「地デジ対応のテレビが聞けるラジオ」が視覚障害者の日常生活用具に加わりました。・・・泉大津市
世の中のテレビが全部地デジになった時でしたが・・・
市内在住の視覚にハンディのある方から連絡頂き、「地デジは時代の流れなので仕方がないけど、それに対応したラジオが日常生活用具になっていない、他市ではすでに対象になっているので泉大津でも」と・・・
調べてみたり、実際にどう困っているのかなどお話をお聞きして・・・
それから出席した予算委員会などで要望を続けて来ました。
最近のテレビのリモコンはやたらボタンがいっぱいあって分かりにくいだけでなく、どこに置いてあるのかが分からない・・・
ラジオはいつも手元近くに置いていて、操作も簡単、ラジオとテレビ両方聞けるのが、地デジになってテレビは聞けなくなった・・・
さらに災害時の緊急速報も受信でき、生活や防災の面でも欠かす事ができないものだと分かりました。
その必要性は当初から市も認めつつ、調査、検討にずいぶんかかりましたが・・・
遅ればせながら、ようやくこの10月から視覚障害者の日常生活用具に加わりました。
11月の広報でお知らせすると聞いていますが、受付は出来るようになっています。
このラジオの概要は以下の通り。
- 地上デジタル放送のワンセグ放送が受信できるラジオです。
- 大きくわかりやすい操作ボタンで、点字表記もついています。
- 操作を読み上げる音声ガイド機能付き。
- FM/AMのラジオ放送と緊急地震速報も受信できます。
- ワンセグの受信状態が悪い場合、外部アンテナをつなぐこともできます。
- ワイドFM(FM補完放送)に対応。
- 「オフタイマー」付き。右側側面の4つのボタンの一番下の取消ボタンを長押しすると、1時間後に電源がオフになる機能です。ただし、1時間のみの設定で、2時間3時間などの選択はできません。
※電波が届く範囲は大阪府ほぼ全域と兵庫県、京都府、和歌山県、奈良県の一部FM補完放送とは…AM放送のラジオ番組をFM放送(ステレオ)で聞くことができるサービスです。これにより、今まで、AM放送が入りにくかった地域でFM電波を使ってAM番組を聞けるようになります。
販売元 株式会社アステム
日本ライトハウスで紹介されていたものですが、現在は製造されていないという連絡を受けましたので・・・
日常生活用具の申請など、詳しくは泉大津市の障害福祉課へお問い合わせください。
同様の機能のある製品は日本ライトハウスでも紹介してもらえます。
話を聞かせてもらった方に、日常生活用具になったと連絡をしたらたいへん喜んで頂けました。
そして、今日、なんばで日本ライトハウス展という様々な視覚障害者用の機器の展示会があると教えてもらったので行って来ました。
最新の機器がずらり、大勢の当時者、関係者のみなさんが来られていました。
パソコンだけでなく、スマホ対応のものや、遠隔サポートまで・・・
思っていた以上に大きな規模だったので驚きましたが、様々な生活や仕事の場面で直面する事があると思うので・・・
どのブースもみなさん熱心に話し込まれていました。
いくつか資料や情報も得たので、私も勉強しつつ、そうした方のサポートになるような取り組みを、これからも進めたいと思います。
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