避難所のあり方を考えさせられます!
台風19号の被害の実情が明らかになるにつれ、その甚大さに驚かされます。
報道では、昨日15日までに死者74名、52河川の73箇所で堤防決壊、200以上の河川で越水などの浸水被害・・・
行方不明の方もまだおられ、水がひかない地域、孤立した集落、地域も・・・
国会では参議院予算委員会が急遽、災害対応の審議になり・・・
日本共産党の井上哲史議員が、被災者支援で内閣府が2016年に出した「避難所運営ガイドライン」で避難所の「質の向上」をかかげていると紹介し、対応を求めました。
健康確保と生活改善は喫緊の課題で、テレビなどで映し出される避難所では、間仕切りもなく、毛布1枚、1枚では全員にないので、家族3人で1枚という避難所もあったとか・・・
昨年の西日本豪雨災害の際にも、避難所の問題が明らかになり、その時はあまりの暑さでの熱中症・・・
避難所となる学校体育館へのエアコン設置が大きくクローズアップされた。
暑さ、寒さとともにプライバシー確保も重要で、ただでさえ精神的に不安定なのに、さらにストレスがかかってしまう・・・
段ボールでの仕切りがあって、泉大津の避難所開設の防災訓練でも取り組まれています。
最近はこうしたものが開発されていますが、まだまだ普及していないようです。
ワンタッチで広げられて、並べるので、段ボールの仕切りに比べても、断然早くてしっかりしています。
車イスでの出入りも出来るように開閉式になっていたり、「質の向上」というなら最低限これくらいの用意はあってしかるべきではないでしょうか。
イタリアの避難所はもっとすごいです。家族単位でテントが支給されます。
発生から72時間以内にベットなども支給され・・・
テントの中はこんな感じ・・・
ちょっとしたキャンプみたい・・・あたたかい食事の提供も当然のこととされている。
この間、SNSで知って驚いたけど・・・
ただでさえ被災してたいへんなのに、少しでもストレス軽減、食事や健康にも留意されていて、一人一人が大切にされているのが分かります。
日本ではどうでしょうか?体育館で雑魚寝が当たり前?
不要な戦闘機や、何千億円もするイージスアショアなんていう役に立つとは思えない防衛システムにかける莫大なお金、これを防災、避難所改善に回せば充分に出来るだろう。
災害備蓄などの物資の整備を各自治体任せではなかなか進まないし、地域間の格差ができてしまう。
災害が続発するこの国で、真っ先にやらなければならない。いつも何か起こってからで、その後は進まないの繰り返し・・・
それでも今の状況を改善しなくてならない。
志位和夫委員長は党として、「避難所生活改善について緊急要請」を行なっています。
これに対して防災担当大臣は「的確な指摘で、実行を指示していると・・・」
台風や地震など災害は避けられないけど、その後の対応は国の対策のあり方次第だということです!
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