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2019年12月 6日 (金)

災害時の2次水源にもなる信太山の浄水場は廃止ではなく存続を!

昨日、泉大津市議会定例会2日目の1番、一般質問を行ないました。

「災害時の避難所、福祉避難所のあり方と2次水源の重要性について」

 

その質問から「水」に関わってを紹介します。

泉大津は、淀川を水源とする大阪府広域水道から75%・・・

光明池を水源とする泉北水道の25%、2つの水源でまかなっています。

 

災害などで一方が給水できなくなればどうなるのか?

特に淀川にある村野浄水場の取水口は、ハザードマップで浸水5メートルエリア、抜本対策は困難だと、広域水道議会でのやり取りを聞きました。

津波だけでなく、直下型地震、若狭湾の原発事故で琵琶湖が汚染されたら・・・

 

泉大津市、和泉市、高石市の3市で運営する貴重な泉北水道の信太山の浄水場を、2020年末で終わらせるという方向性が打ち出されています。

私はこの計画に対して、貴重な浄水場を廃止させない、守ろうという3市の党派を超えた議員と視察などで学んで来ました。

 

特に信太山の浄水場は緩速ろ過(生物浄化)方式で、安価でおいしい水がつくれ、災害時にも壊れにくい・・・これまでの大きな災害の時もそうで・・・

視察で行った長野県上田市の緩速ろ過と急速ろ過の浄水場の仕組みの図⤵

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この図は、日本水大賞、国際貢献賞を受賞された信州大学の中本教授から教えてもらったものです。

中本先生は、緩速ろ過の専門家で・・・地域住民と上田市の緩速ろ過の浄水場を守る取り組みをしています。

 

上の緩速ろ過は生物の浄化、自然界の力で水をきれいにするのに対して、下の急速ろ過は薬品を使って、沈殿させた汚れが汚泥となって大量に出て、さらのこの処分にも費用が相当かかります。

どちらが安心、安全な仕組みなのかは一目瞭然・・・

 

中本先生は信太山浄水場にも来て、この浄水場はまだまだ使えると評価してもらっています。

朝日新聞の9月12日の記事になりました。

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大阪府広域の場合は、淀川の水が悪いので、急速ろ過にさらに高度処理(オゾンや活性炭、もう一度ろ過)しなけれなできない非常に高コストの水・・・

信太山浄水場の施設改修には70億必要で、それは出来ないから廃止、やれば大幅な水道代の値上げになるからと・・・

しかし、その調査は急速ろ過、それも高度処理で全面改修を前提とした廃棄ありきとしか思えない・・・それはあり得ない!

 

緩速ろ過のまま、このまま必要な部分だけを改修するなどして使い続けるということがもっとも理に叶っているし、市民の安心、安全につながること。

そうした検討はされていない・・・

 

先日11月25日の読売新聞の記事では、合理化という流れがどうなのか?もっと丁寧な議論がいるのでは!と・・・

豊中市ではいったん決めた浄水場廃止計画を撤回したという内容なども紹介し、信太山浄水場の存続を求めました。

 

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