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2020年3月の10件の記事

2020年3月27日 (金)

個人・事業者に直接支援を!新型コロナの影響での相談も受け付けています。

昨日、日本共産党の志位和夫委員長は「自粛要請で苦境に陥っている個人・事業者に抜本的直接支援を」と緊急提案を発表しました。

12日には緊急経済提言を原則にして実行することを求めてきました。

 

とりわけ中小事業者、派遣や非正規労働、フリーランスの人への支援・・・

英国では1人月額約32万円を上限に賃金の8割支給、ドイツでは芸術家などのクリエーターに対しても従業員10人までなら3ヵ月約180万円まで支給・・・

 

ところが日本政府は直接支援を否定、商品券とか言ってますが・・・

それをするにはどれだけの経費がかかって、いつになるのか?

 

暮しを守るために必要な支援をすぐにしなければ・・・

 

先週、泉大津駅で働く青年に向けて、実態告発アンケートに取り組みました。

新型コロナの影響で出ている様々な状況についても合わせてお聞きしました。

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ミュージシャンの青年は、3月4月でイベントなくなり30万は飛んだ、小遣いなしやと嘆いていたり・・・

お客がまったくこなくてたいへんと言う人とドラックストアでは夜中1時までの残業になったとか、コロナの影響は様々・・・

 

出会った青年労働者の多くが長時間、低賃金、歩合制だったり、休みが取れないなど・・・

ここにコロナの影響が今後どうなって行くのか心配されます。

 

「8時間働けば、普通に暮らせる」ことは特別ではなく、普通になる社会に・・・

当面はコロナの対応があるけど・・・

 

自営やフリーランス、派遣や非正規で仕事がなくなったり、内定取り消しまでもう起こっているとか・・・

何かお困まりのことがあれば、いつでもその地域の日本共産党にご相談ください。

 

私、森下いわおへのご相談は、090-3051-9790 

お電話でもショートメールでもかまいません。

 

 

 

 

2020年3月20日 (金)

あげられなかった「新型ウィルス対策強化」の意見書!

何と❗ 今回で2,000投稿目となりました。✨

夜の会議などで帰宅が遅くなってできない日や、けっして筆まめとは言えない自分ですが・・・

 

こういう仕事をしている以上、伝えていかなければならないことがあるだろうとやってきた結果。

つたない文章で申し訳ないとおもいつつ・・・今後も覗いて頂いた時は、お付き合い頂きますようよろしくお願いします。😃



さて、昨日の市議会最終日で残念だったことのひとつが意見書があげられなかったこと。

泉大津市議会は全会一致が原則で、これまでも文言の修正をしたり、全体の一致を図って私たちが提案したものをいくつもあげてきたんですが・・・

 

今回の感染症対策で、特に国の動きが見えず、改善、力をいれてほしい点として、ワクチン開発や感染症研究所や保健所の体制強化なども盛り込んだもので・・・

他の議会でもここまでのものはないと思うんですが・・・

保守系のみなさんからの後押しもあったと調整にあたった田立議員(経過は田立議員ブログで見れます)からも聞いたんですが・・・

すでに国においては全力であたっているという理由で1会派の賛同を得られなかったようです。

 

こうした事態が続いているからこそ、地方から、多くのところから声をあげて届ける意味が地方議会にはあると思います。

残念ながら、あげられなかったけど、しっかり残しておきたいという意味で、ここに掲載しておきます。

(案)のままというのが残念ですが、ご参考にご一読頂ければ報われます。

 

新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を求める意見書(案)

中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症は、世界各地に拡大し、多くの死者・感染者が発生している。我が国においても感染の状況が時々刻々と変化し、国民の暮らしにも深刻な影響を及ぼすなかで、政府は国民や企業、医療機関などに協力を求め、2月27日には、全国全ての小中学校、高校、特別支援学校に臨時休校を要請した。また3月10日には「緊急対応策第2弾」を発表した。
しかし、フリーランスをはじめ雇用保険の対象にならない場合の所得補償、イベント自粛によって収入が断たれた事業者への救済措置など、不十分さが否めない。
 今、感染拡大防止によって国民の命と健康を守るために、国と地方公共団体が一体となり、迅速かつ適切な対策を講じていくことによって一刻も早い社会・経済活動の混乱沈静化を図ることが求められている。
よって、国におかれては、新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を図るため、下記の措置を講じられるよう強く要望する。


1.中国をはじめとする関係国や国際機関に適切な情報開示を求めるとともに、国内における感染状況や対策について、専門家会議の知見を尊重し、迅速かつ正確な情報提供を行うこと。

2.学校における臨時休業の要請や地域における感染拡大等により労働者が休まざるを得ないなど、様々な業種・団体にも波及的な影響が想定されることから、経済的な支援も含め国として責任を持って対応すること。

3.入国体制の強化や関係部署間での情報共有など、全国の空港・港湾における水際対策を徹底すること。

4.「帰国者・接触者外来」の設置については、人的・物的支援の充実に万全を期すこと。

5.感染が疑われるすべての国民が、医師等の判断で必要な検査を受診できるよう徹底すること。

6.ワクチンの開発や有効な治療法の確立を速やかに行うために必要な措置をとること。

7.マスクや消毒液等の衛生資材が、必要な国民や医療機関等に安定的に確保されるよう、国内の生産体制や備蓄体制を強化するとともに、消費者や事業者に冷静な対応を呼びかけること。

8. 国立感染症研究所、地方衛生研究所、都道府県の保健所など、国民の命と健康を守る感染症対策・公衆衛生に関わる人員と予算が削減されてきたことを見直し、拡充を図ること。

9.新型コロナウイルス感染症対策は、国家的な危機管理事案であることから、地方自治体や医療機関が行う各種対策に要する費用について、国の責任において、十分な財政措置を講じるなど、早期終息に向けた機動的な財政出動を行うこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年3月 日
泉大津市議会

送付先;衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  内閣官房長官  総務大臣  財務大臣  法務大臣  外務大臣  文部科学大臣  厚生労働大臣  経済産業大臣 

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市役所前の通路の花壇のお花、急にあたたかくなってお花も驚いているんでは・・・満開でした。

2020年3月19日 (木)

泉大津市の2020年度予算は、かけるべき方向が間違っている!

本日、泉大津市議会第1回定例会が閉会しました。

2020年度の予算、一般会計、各特別会計、各事業会計すべて可決成立しました。

 

私たち日本共産党議員団は、新図書館整備、新病院設計などを含む前年比12%増、32億円増額の予算には賛同できないと反対。

保険料の4年連続引き上げの国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療の3特別会計予算も反対。

他の特別会計、水道、下水、病院事業会計には賛成しました。

 

賛同できない理由、委員会討論はこのブログでも掲載しましたが・・・

今日の本会議で、委員会の結果報告の委員長報告は、特に一般会計の部分でほとんど具体の部分の報告はありません・・・

 

その為、また本会での賛否を申し上げるために、意見表明・・・

なぜ賛同出来ないのか。委員会の時よりも、細かな点ははぶきより問題点を・・・

 

特に現市政の計画に基づかない、大きな事業を市民を置き去りにして進めている点、これまでの財政規律もおかまいなしで進められている点、市民の暮らし、子育て世代の願いとはかけ離れたもので、かけるべき予算の方向が間違っている点などをあらためて指摘をしました。

 

国連のSDGsの持続可能な社会、その実現目標からもかけ離れていくと危惧しています。

そうした事も盛り込んで話を展開しました。

以下、原文です。

日本共産党市会議員団を代表し、総括的な意見を申し上げます。

新年度の一般会計予算は、12%、約32億円もの大幅増額、その大きな要因は投資的経費の増大です。公共施設適正配置計画などに基づく必要な事業もありますが、これまで厳しい財政状況として財政規律を守りながら、計画的に行なってきた公共事業をこれほど一変させる予算編成がなぜされたのでしょうか?

市長は施政方針で「未来のあたりまえを創る」と、グローバル化した社会の変化に対応した新しい行政サービス、持続可能なまちづくりに邁進すると宣言されました。しかし、駅前の新図書館整備は、持続可能どころか20年の契約、その20年先をどうするのか、20年先の保障はまだありません。しかも公共施設の適正配置計画、行政として定めた計画にすら基づかない、正式に計画の変更もされないままに進められました。床フロアの高額な賃借料や根抵当権が設定された不安定な物件など、将来においてもこれ程の投資をすることへの不安は払しょくされていません。

公共施設の複合化事業には「起債充当率90%、交付税措置率50%」という2017年度からの5カ年の国の財政支援もあります。これを活用することで現行「計画」に基づく図書館と公民館の複合施設を建設することもできました。

こうした試算も示されず、文化・スポーツなど多様な活動の場をどうしていくのか、その将来のビジョンも示さず、市民の理解が得られるものではありません。

 

さらに現在の市立病院の再編整備、新病院の建設に向けた予算計上がされました。市民に計画を知らせる前に、民間病院との基本合意を結び、その後に広報の掲載のみでパブリックコメントの募集がかけられるなど、あまりにも拙速で、乱暴な進め方です。市民の理解や合意もないまま締結された基本合意は認められないし、やはり撤回し仕切り直しをするべきです。

市民の財産である図書館や市立病院、市民会館跡地活用の進め方は、多数の市民が活用する重要な施設の政策決定を図るための、市民の参画と協働の条例やパブリックコメントの主旨にも反したやり方です。市長の裁量権をも逸脱するもので、行政としてのあり方が市民から厳しく問われるものだと指摘をしておきます。

 

本市には保育所待機児童が昨年に続き多数となり、保育士確保のための努力が続けられています。本市の人口減少の大きな要因は、子育て世代の流出だということは、市の立地適正化計画からも明らかで、待機児童の解消、こども医療費の高校生までの引き上げ、なかよし学級の開設時間、特に午後7時までの延長など抜本的な子育て支援策の拡充を行ない、この世代が住み続けたいというまちにしていかなければ、いくら教育の好循環をといっても将来への好循環がつくれるはずがありません。

 

市長が言われた「子どもから高齢者まで、何歳であっても元気に楽しく暮らしたい、その変らぬ願い」は、様々な困難を抱える人たちであっても同様です。市民生活応援窓口で家計改善支援事業が要望に応えてはじまり、生活保護のしおりの不適切な表現の改善がされました。就学援助費の活用においては本市の低い認定率を上げるために、やさしく分かりやすい表記の案内で、内容の理解が難しい保護者や外国人の保護者にも理解が進むよう要望しました。

LGBTの人への配慮として、市の各課窓口での性別記載欄の改善を5年前から要望し、各課見直しへの動きがあったにも関わらず、当時の認識の遅れから、その後されてこなかった点も真摯に反省をし、早急な改善対応を求めます。

 

新型コロナウィルスでの、経済の落ち込みにより今後さらに影響が心配される市内事業者や働く人たちに対して、実態を把握し、適切な支援ができるようにしなければ、いっそうの地域経済の落ち込みを招きます。今回の新型ウィルスではグローバル経済がいかにこうした事態に危ういかを露呈しました。

 

国連のSDGsは「持続可能な世界」「誰ひとり取り残さない」ことを目指し、目標の第1に「貧困をなくそう」とかかげ、「すべての人に健康と福祉を」

「ジェンダー平等」などを達成すべき目標とし、「住み続けられるまちづくり」をという目標は単なる標語ではなく、実現への過程において、住民に一番近いところにある基礎自治体が最もやらなければならない仕事です。市民一人ひとりの暮しの実態を捉え、その声や願いに則した施策の実現です。

 

歳入での各種基金の繰り入れが213%増、市債が235%増とするのは、これまでの財政規律にもそぐわないやり方ではないでしょうか。財政が厳しいと市民サービスを押さえ込んで抑制してきたこれまでのやり方からの大きな方向転換で、大幅な増額予算、それら事業が市民の理解も充分に得られていない中でも推し進めていく姿勢は、非常に問題です。

 

提案された予算はかけるべき方向が間違っています。必要な財源は市民の切実な願いの実現、子育て暮らしを支える予算にもっと優先するべきです。

その為の市民の参加、協働の市政であるというのなら、行政内部で決めてしまってから事後承認で報告とする進め方は間違っています。これらの判断から、一般会計予算(案)に反対とします。

 

国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計は、委員長報告に反映して頂いた通り反対とします。

その他の特別会計、そして水道事業会計、下水道事業会計は賛成とします。

 

病院事業会計については、これからの大きな方向性が示されています。そうした中でも、災害時や感染症、新型ウィルス対策としても市民のいのちと健康を守る砦だということに変わりがありません。

市と市立病院は「強力なパートナー」だというこの状況が、将来に渡っても保障され地域と市民の願いに応え続けられるものとして、保健福祉行政とのさらなる連携、市立病院としての役割を発揮していただくことをお願いし、賛成とします。 以上です。

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先日、市役所5階から、きれいによく見えた金剛山と大和葛城山・・・

この1ヵ月近く、座ってばっかりだったので、歩きたくてしょうがなくなりました。

2020年3月18日 (水)

小学校体育館へのエアコン設置が実現に…中学校にも設置を要望!

今日は一般質問、予算員会を振り返って、議会だよりや報告のニュースの原稿の作成・・・

明日が泉大津市議会第1回定例会の最終日になります。

 

新年度予算の審査での1番の成果が、災害時の避難所となる小学校体育館へのエアコンの設置・・・

西日本豪雨災害の時の体育館での熱中症などを目の当たりにして、その後の一般質問、昨年の予算員会などで繰り返し求めてきたこと。

 

はじめは答弁もぜんぜんだったけど、災害時だけでなく学校の授業が熱中症指数が高いと出来ないなど教育活動に支障も・・・

1次避難所となっているのは中学校も同様なので、中学校にも必要と要望しました。

 

その他、様々に意見、要望、提案してきたこと、駅前図書館移転、新病院建設を前提とした市立病院の再編計画の進め方など苦言を呈したことを箇条書きでまとめてみました。

これらは市民のみなさんから頂いたご意見、要望などから質問を作成してきましたが、こうやって書くといろいろしたなぁと・・・

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12%増、約32億円増の大型予算、みなさんはどう思われますか?

上記項目に関わること、別のことでも何でもお気付きのこと、気になることありましたら、いつでも連絡、メール、コメントください。

2020年3月16日 (月)

予算委員会が終わりましたが・・・泉大津市議会

委員として出席していた予算委員会が終わりました。

各会派の討論を経て採決・・・全会計が賛成多数で、19日の本会議定例会最終日に送られました。

 

私は、一般会計予算、国民健康保険、介護保険、後期高齢医療保険の会計には反対❗

その他、特別会計、上下水道事業会計、病院事業会計には賛成しました。

 

一般会計予算では、議員になってはじめて私たち日本共産党会派以外の反対も・・・

 

駅前図書館移転、新病院設計予算など投資的経費が大幅増・・・

前年比12%増の約32億円増額の一般会計、これも議員になってはじめての300億円越え・・・

 

反対の大きな理由は、市民参加と協働という点からもかけ離れている駅前図書館移転、市立病院再編、市民会館跡地活用事業など、市民への説明も不十分なまま推し進められていることなど・・・

 

昨日は久しぶりにいっぱい歩きました。

まだだったチラシを配りながら、まちの片隅や大津川の河川敷で春を見つけパチリ📷

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東京では全国一早くサクラの開花宣言、史上最速というニュースがありましたが・・・

日当たりが良いのか、すごく咲いている桜もあって・・・きっとソメイヨシノとは違うような ⁉

茎のぜんぜん無いタンポポとか、地中にあるのかなど思いながら、まだ少し肌寒かったですが、春はもうすぐそこまで・・・

なのに、今年は新型ウィルスでまったく違う春になりそう。

 

議会の見通しも付いてきたので、ここから何が出来るのかなどの対策対応も考えていかないと・・・

 

予算委員会での討論原稿、なぜ反対したのかや主な要望事項など分かるので、興味のある方はご一読ください。とても長いですが・・・

2020年度の予算案について、予算審査の質疑を通じて、日本共産党市会議員団としての検討の結果を踏まえ、意見を表明させていただきます。

一般会計予算総額で、約12%、32億円もの大幅増額の予算となっているその大きな要因は投資的経費の増額です。長年に渡り要望があったにも関わらず、長く放置をされてきた就学前施設の改修、小学校体育館へのエアコン設置、穴師公園の整備、老朽化した小学校校舎の大規模改修は公共施設適正配置計画、マスタープランに基づき、こどもたちや災害時の市民の安心安全のための施策であり、評価するものであります。しかし、これまで厳しい財政状況の中で財政規律を守りながら、順次計画的に公共事業をすると抑制してきたこれまでのあり方を一変させた予算と言わざるを得ません。

 

その一つは元々の計画にも基づかない、計画の変更もされず駅前ありきで進められた新図書館の移転整備です。かかる費用負担は、整備だけではありません。駅前施設の賃貸借契約の敷金3,230万円をはじめ、床フロアの賃借料が毎年約5千万、しかもそれは根抵当権を設定された不安定な物件で、たった20年の契約、その20年先をどうするのか、20年先の図書館についての保障はまだありません。

文化・スポーツなど多様な活動の場をどうしていくのか、その将来のビジョンも示さず、駅前図書館だけに多額の投資をすることは、市民の理解が得られるものではありません。公共施設の複合化事業には「起債充当率90%、交付税措置率50%」という2017年度からの5カ年の国の財政支援もあります。

これを活用することで現行「計画」に基づく図書館と公民館の複合施設を建設することもでき、最も市民の願いに応えるものではないでしょうか。

こうした試算も示されず、これ程の投資をすることへの不安は払しょくされていません。

 

さらに現在の市立病院の再編整備、新病院の建設に向けた予算が計上されています。この計画は充分に市民に知らせる前に、民間病院との基本合意を結び、その後に広報の掲載のみでパブリックコメントの募集がかけられました。

予算計上されたことから、行政としての正式な政策決定を行なったのかと問いましたが「大きな方向性を示したもの」だと答弁があり、それを予算という形で議会に諮っているということでした。正式には決めていないものをなぜ予算化するのか?その計画は充分に市民の理解や合意を得ていない中でのものであり、あまりにも拙速ではないでしょうか、市民説明会など充分に経て理解と合意を得てから、正式に決定するべきです。そうした事から特定の民間医療法人との連携を前提とする基本合意は認められないし、やはり撤回し仕切り直しをするべきです。

 

市民の財産である図書館や市立病院をどうしていくのかは、市民の多数が活用する重要な施設の政策決定を図るにあたっての、市民の参画と協働の条例やパブリックコメントの主旨にも反するものだと厳しく指摘をしてまいりました。

市民会館跡地の活用においても、毎年度末の財政状況を見極めながら進められてきたものが、ここにきて一気に進められるのはなぜでしょうか?

また、どれだけの市民に対して活用のあり方などの声を取り上げて来られたのか。今後においてはその後の公園の管理運営など地元地域のみなさんとの協働を求めましたが、どういった整備をしていくのかなどの決定のプロセスが穴師公園の整備とはあまりにも違い、市民が取り残されています。

 

保育所待機児童の解消は、引き続き本市の大きな課題であり、その第1の条件である保育士確保のためにも採用年齢の35歳からの引き上げを提言しました。職場環境の改善と合わせて、人材不足は保育という専門職に見合った思い切った待遇改善がされなければ解消はされません。

本市の人口減少の大きな要因は就学前の子どもと25歳から40歳までの子育て世代の流出だということは、市の立地適正化計画からも明らかな点を指摘をし、待機児童の解消、こども医療費の高校生までの引き上げ、なかよし学級の開設時間、特に午後7時までの延長を求めました。

本市の子育て施策の拡充は今後の人口動態への決定的な要因になるということは、かつて全国最低だったこども医療費助成、中学校給食もなかったという状況から、ようやく同じ水準になったとは言え、その負の流れは止まっていないことを真摯に受け止めるべきです。思い切った子育て支援策の拡充こそ求められます。

 

困難を抱える人への支援では、市民生活応援窓口で家計改善支援事業が要望に応えてはじまり、生活保護のしおりの不適切な表現の改善がされました。

就学援助費の活用においては本市の低い認定率を上げるために、やさしく分かりやすい表記の案内も行い、理解が難しい保護者や外国人の保護者にも理解が進むよう要望しました。

LGBTの人への配慮として、市の各課窓口での性別記載欄の改善を5年前から要望し、各課見直しへの動きがあったにも関わらず、当時の認識の遅れから、その後されてこなかった点も真摯に反省をし、早急な改善対応を求めます。

 

新型コロナウィルス対応では、すでにひっ迫しているマスクや消毒液など災害時の備蓄物資の活用を求めました。とりわけ今後影響がさらに長引けば心配される市内事業者に対して、国からなどの様々な支援、施策を充分に反映することができるよう、また働く人達にとっても不利益にならないような対応が求められます。その為にもどのような形態で行うことが適切なのか検討がいります。しっかりと本市の実態を把握できるようにしてください。

 

その他、質疑を通じて多くの要望・意見を申し上げましたが、市民の参加、協働の市政というのなら、決めてしまってからの事後承認のようなやり方は間違っています。財政が厳しいと市民サービス、支援を抑制してきた中で、ここにきての大幅な増額予算、それらが市民の理解も充分に得られていない中でも推し進めるという姿勢、かけるべき予算の方向が間違っています。必要な財源は市民の切実な願いの実現、子育て暮らしを支える予算にするべきです。提案された予算が最も有効な活用となってはいないとの判断で、一般会計予算(案)に反対とします。

 

国民健康保険特別会計では、ほとんどの世帯で保険料の引き上げになりますが、保険料を決定、賦課・徴収する責任と権限はあくまでも市町村にあります。独自の減免措置の政令軽減の減免も、3人目の子どもの多子減免もわずかな世帯にしか活用がありません。これら改善を求めます。

家族や子どもが多いほど負担が重いという他の保険制度にはない均等割りによっても苦しめられています。

本市においては医療費減や前年度黒字分、今年度黒字分などの活用もして、1人目の子どもからの保険料を対象からはずす均等割りの廃止、あまりにも高くて払えない保険料の引き下げの願いに応えてください。本気で今後の研究検討を求めます。

社会保障制度として、あまりに大きな負担、4年連続の保険料の引き上げ、 市民の命と暮らしを守る原点に立ち返り保険者としての権限を発揮することを求め、国民健康保険特別会計に反対いたします。

 

介護保険特別会計では、国はさらに、ケアプランの有料化や、要介護1、2を保険給付から外していこうとするなどし、地域の総合事業に落とし込むなど、改悪が検討されています。

新たな支援の担い手として導入された「家事エンジャー」は実働数も少なく、担い手としていけるのでしょうか?介護という仕事に見合った専門職としての位置づけが必要です。そうでなければ介護職不足は解消されません。認知症サポーターも広がりを作り出しましたが、そうした人たちの地域での活動などにつなげる課題があります。特別養護老人ホームの待機者は新しい特養が出来たため若干減りましたが、長く待機のままの人もおられます。かかる費用負担の問題、特養が新設されるとその分が次期の保険料にかかってくる問題、利用料の負担の重さから利用が出来ないと言う「保険あって介護なし」の状況は変わっていません。国の施策に基礎自治体から強く抗議の声を上げる意味で、反対とします。
 

後期高齢者医療特別会計は、保険料軽減の特例措置が廃止をされ、新年度においても、保険料の負担増が行なわれます。支援給付金があると言っても、当てはまらない、補えない人もあり、そうした決定に対して、自治体へも、ましてや市民にも知らされることなく決定だけが伝わってきます。

国における制度改悪の中止を求めるとともに、広域連合に対しても不合理な制度上の問題は市として改善を要望してください。この制度が続く限り高齢者を年齢で切り分ける不合理な点、保険料の負担などがますます大きなものになるなどから反対とします。

 

 その他の特別会計、そして水道事業会計、下水道事業会計は、災害時など非常時も含めて安定した水の供給などに引き続きのご努力をお願いし、賛成とします。

病院事業会計については、これからの大きな方向性が示されています。そうした中でも、災害時や感染症、新型ウィルス対策としても市民のいのちと健康を守る砦だということに変わりがありません。

市と市立病院は「強力なパートナー」だというこの状況が、将来に渡っても保障され地域と市民の願いに応え続けられるものとして、保健福祉行政とのさらなる連携、市立病院としての役割をいっそう発揮していただくことをお願いし賛成とします。 以上です。

2020年3月14日 (土)

泉大津市立病院の再編は「正式決定?」…大きな方向性を示したそう?、あまりに拙速ではないか!

昨日の予算委員会で、5日間続いた質疑が終わりました。

さすがにクタクタ💦・・・あとは16日の討論を残すのみで、昨夜はもうひとがんばりと討論(案)を作成。

 

さて、今年の予算の特徴は・・・

今日は朝から、市はいったい「どうなっているのか⁉」

教えてほしいと連絡あった方と、2時間しっかりお会いし話をしてきました。

 

真っ先に出て来た疑問は「市立病院」のこと。

 

市民に充分な説明もないまま民間医療法人と基本合意を昨年末に結び・・・

基本設計の予算を計上・・・

 

こうしたことから予算委員会で「行政として正式決定したのか?」と質問すると・・・

市幹部は「大きな方向性を示したもの」として、予算を計上し「議会」にと・・・

 

大きな方向性とは?予算計上までして・・・

市民の中で様々な意見、賛否、対立があるので、正式には「議会」でと市民からの責任逃れの感がぬぐえないのは私だけでしょうか?

 

予算を通して、議会のお墨付きの計画、既成事実の積み上げとしか思えない。

「市民の意見を聞き、丁寧に説明をする」と言うけど・・・

 

正式にとは言わなくても、決めてしまっていることなので、何を言われても変える気はないですよ!という宣言なのか?

昨日締め切られたパブリックコメント、そして4月26日にテクスピアで予定されている市民説明会・・・

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そこで出された意見、声はどうされるのか?正式決定ではないのなら方向転換もありうるのか?

市民にとって最もよい方策は、形だけでない市民参加、理解と合意をどう形成するのか、その中にあると思う。

 

大学の後輩が市会議員をしている市では、市立病院の建て替えを「市民100人会議」というのを経て行われたと・・・

そこが参考にしたのは「1,000人会議」という手法で行った民間病院を参考にしたそうです。

 

前市長の時には「市民10,000人アンケート」を行い、半数の意見を得て公立病院としての泉大津市立病院として継続してきた経過があります。

その時からどれだけの市民の意見の変化があったのか?

 

市民がどう考えているのか?そういう事も聞かずに・・・

病院は市民が長年守ってきた財産、市長をはじめとした一部で、大きく変えてしまおうというのはあまりにも拙速ではないでしょうか!

2020年3月11日 (水)

「3.11」から9年、けっしてこの日を忘れない!

東日本大震災のあの日「3.11」から9年になりました。

今日も予算委員会が続いていますが、消防費の審議が終わったあとに、2時46分を迎え・・・

 

ちょうど控え室の前で、居合わせた他の議員さん、職員さんと黙祷をささげました。

 

いまなお約4万8千人が避難生活を続けていると・・・

原発事故の影響で、故郷に戻れる人は少なく、避難解除された市町村の居住率はたったの28%にとどまっています。

 

自然災害だけでなく、国策としてすすめてきた原発、事故の重い責任は逃れられません。

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札幌地裁でも国と東電の責任、「予見できた」と断罪しました。

 

それはそうです。

国会で日本共産党は何度もその危険性を訴えていましたが、安全神話にとらわれた国と電力会社が対策を怠ってきたことは明白です。

 

10年一昔にしてはならない。

9年前は議員ではありませんでした。その直後の4月の選挙で議員に・・・

 

連日の救援募金活動、出来ることをしようと・・・

はじめての議会を何とか乗り切って、7月に陸前高田へ支援ボランティアへ・・・その後3回東北へ。

 

あの景色、あの時出会った被災者のみなさんの話、今でも思い出すと胸が、目頭が熱くなります。

あの日を忘れずに生きて行こうとあらためて思い・・・また東北の地を巡りたい。

2020年3月 6日 (金)

田立議員の緊急質問に「異議あり!」で質問に立てず・・・

一昨日、昨日で14名の議員の一般質問が終わりました。

その後に、同会派の田立議員が提出した緊急質問←田立議員のブログ

 

一般質問の発言通告が終わった後に安倍首相から全国一律休校の要請があったので・・・

一般質問では取り上げられず、緊急に質問を求めたものですが・・・

 

理由も述べず「異議あり」の声があがり、多数となれず・・・

休校中のこどもたちの安全な居場所に関わる質問だっただけに・・・

 

正直、議員の発言をこういう形で認めることもしないのかと・・・

 

かつて、私も市当局の答弁が180度変った理由について緊急質問を求めましたが・・・

その時は「こども医療費の年齢引き上げを求めた」際に、「財政厳しいから無理」という答弁があり、すぐ次の議員の質問で「やります」になった。

 

いいことは誰が質問しても良くなればいいが、どんな検討がされてそうなったのか?

問いたださなければ、答弁の信頼性に関わる重大なことだったんですが、結局質問は当局よりの議員に否決されて出来ませんでした。

 

議会という所は「常識では考えられないことが起こるんだなぁ」と、議員になりたての頃でしたが・・・

今回またまた悔しい思いをした日に・・・

 

 

2020年3月 4日 (水)

ほとんどの世帯の国民健康保険料の引き上げ議案で反対討論!賛成討論もなく可決・・・泉大津市議会

泉大津市議会第1回定例会2日目、まず先日の国保保険料改正の厚生文教委員会の報告から・・・

「国民健康保険料の一部改正」の議案の採択。

 

万の加入世帯のうち、99%以上が保険料の引き上げに・・・

泉大津約万4481世帯(2月1日現在) 3分の1近くの世帯に影響し、今は他の健康保険などでも、いずれ退職などで市民みなに関わってくる問題です。

 

それだけ影響の大きい負担増ですが・・・

私が反対討論をしましたが、田立議員、日本共産党議員団だけで、賛成の討論もなく可決されました。

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国の制度だから、市がどうこうできないということかもしれませんが・・・

それでも市町村が保険料を決めて運営する主体、権限があることを今回も確認しました。

 

全国にはあまりにも市民に思い負担だと、保険料引き下げ、減免制度を拡充して負担軽減に努めている自治体も多くあり・・・

市民の暮らしのたいへんさ、実態をみようとしない冷たい仕打ち・・・

 

国や大阪府のいうように進めれば、さらに負担激増の道。

このままでいいはずがありません ❗

 

 

2020年3月 2日 (月)

厚生文教委員会「国民健康保険」保険料改正条例を質疑!

今日の午前は、泉大津市議会、厚生文教委員会があり出席しました。

議題は「国民健康保険料条例」の一部改正・・・

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一部とありますが、加入世帯の約万世帯にとっては大多数、99%以上の世帯は引き上げになる改正・・・

わずかに79世帯だけは、軽減割合が変って引き下げになりますが・・・運よくとしか言えません。

 

どれほどの引き上げになるのかは、前年度所得にかかってくるのでそれぞれ違いますが・・・

限度額いっぱいになる世帯は、93万円から96万円に・・・

2015年(平成27年)は77万円だったので、この年あまりで19万円もの引き上げ ❗

こどもや家族の多い世帯では、400万円、500万、600万円台の世帯でもかかってきます。

さらに所得の少ない世帯でも、所得の2割近くの保険料となる世帯も・・・

 

大阪府は激変緩和策といって、一度に負担が重くならないようになどと言ってますが・・・

 

逆にその差が広がり、統一化するという2024年(令和6年)には、さらに一気に引き上げになるのでは・・・

国は減らし続けてきた公費の投入、大阪府にも財政支援、減免制度の拡充を、市としても求めるよう要望。

 

泉大津市もわずかばかりですが政令軽減世帯への減免があるにも関わらず、対象世帯4,947世帯のうちたったの164

多子減免、こどもが3人目から減免になる世帯123世帯のうち、申請が11件しかなかったことも質疑で明らかに・・・

 

あまりに高い、高すぎでも、せっかくある減免制度の活用も進んでいません。

自分のところがその対象だということが、分かりにくいというか、ほとんど分からない。

 

この周知についても改善を求めましたが、抜本的な軽減拡充がなければ本当にたいへんです。

これほどの保険料の引き上げになる改正、国保世帯の実情から言っても賛同できないのですが・・・

 

今日の厚生文教委員会では、私だけの反対で、あさっての市議会本会議にかけられます。

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