昨日の朝、友人から電話・・・
彼のお連れ合いの方の突然の訃報・・・
友人とは私が大阪に来た22歳の時からの付き合いで、まったく違う仕事をしていたけど、やさしい彼はよくボランティアに参加してくれて助けてくれた。
恩返しじゃないけど2人の結婚を祝う会を企画し、喜んでもらえたことがとても良い想い出だったのに・・・
また、コロナ収まったら会おうねと約束していたのに・・・まさか!
あまりにも早すぎる別れで、悲しみ、信じられない気持ちを抱えたまま臨時議会にのぞむことに!
泉北水道・信太山浄水場の解散、廃止を決める議案・・・
先週の総務都市委員会では4対3で否決されたが、そのままの内容で本会議に・・・
結果は7対8で反対がわずかに下回り可決された。→田立議員のブログも参照に!
命の水、災害時の貴重な2次水源・・・
見直されてきた緩速ろ過(生物浄化)方式の貴重な信太山浄水場を廃止をして、大阪広域水道だけになって大丈夫なのか?
施設更新には莫大な費用負担がかかり、市民負担にできないという理由で推し進めていますが、そもそも耐震化も含めてかかる費用負担がどうなのか?工法も含めてもっと安価にできる方策があるのに、そうした検討、専門家を呼んでということもないままに・・・
かけがえのないものをなくしてしまうことに・・・
大切なものは失ってはじめてその重大さに気付くとよく言われますが、分かっているのになくしてしまうおろかさに悲しくなりました。
以下、長くなりますが私が行った反対討論です。
15番 日本共産党 森下いわお
議案54号 泉北水道企業団の解散及び財産処分並びに事務の継承に関する協議の件について、意見を申し上げます。
本議案は10月7日の総務都市委員会に付託され反対多数で否決をされたものです。泉北水道企業団の解散、及び財産処分とは信太山の浄水場廃止であり、所管する委員会で否決をされた意味は非常に大きく、当局は重く受け止めなければならないはずです。しかし翌週に、即座に臨時議会が開催をされて提案をなぜされるのか?理解に苦しみます。廃止ありきで3市が突き進み先行して決めてきた議会軽視のやり方であることを指摘をしておきます。
総務都市委員会で私は「市として市民に知らせることも、市民の意見も聞くこともなく進めるやり方は、本市の『泉大津市参画及び協働の推進に関する条例』との関係においてもまったくおかしいし問題だとして質問しましたが、その答弁で「すべての議案を市民には知らせることができない」と開き直りましたが、生きていくうえで最も重要な水に関わる施設、災害時の2次水源を無くしていくという市民にとってこれほど重要な施設をひとくくりにした論でごまかすものでした。また、
「まずは議会制民主主義に基づいて市民の代表である議員の皆さんに説明、議会で決めたあとで市民説明」という答弁は、議会は議会としての、慎重な審議と議決、そして議会としての説明責任があると同時に、当然のこととして市は「政策決定のプロセスへの市民参加の保障」をすることが条例で謳われており、あまりにも認識のずれがはなはだしいものであり、議会制民主主義という間接民主主義とは相反するもの、対立するものではないことは当然であります。市民とともに時間をかけて創り上げてきた住民自治の理念をないがしろにするやり方であり、認識だと厳しく指摘をしておきます。
一度壊して無くしてしまえば、取り戻すことは出来ません。
命の水に関わる重要な災害時の2次水源となる浄水場です。水源地のない自治体は災害時のリスクが高まることは確実です。わざわざ持っている水源地を廃止していこうというのは時代に逆行することです。昨年の一般質問でも事例紹介をしましたが、豊中市では2012年に一度廃止を決めた浄水場を、議会での廃止反対の意見を踏まえて施設改修し転換し存続しています。
長野県須坂市では10年間休止していた緩速ろ過の浄水場を復活させました。急速濾過の浄水場の方をバックアップ水源として残して運用するということが2006年に決められています。安価に美味しい水ができる水源、浄水場、緩速ろ過方式が見直された結果であります。
提案されてきた更新費用も廃止ありきの過大な見積もりしか示されず、耐震化の工法や前処理施設の考え方についても、そのやり方、工法については大きな隔たりがありました。緩速ろ過方式で今のろ過池など、現在の状況を活かし対応ができること、水の安定供給も専門家の知見を得て運用の仕方を改善すれば充分対応できることなどを繰り返し申し上げてきましたが、そうした検討は充分されることなくきています。私たちは市が提示するような過大な市民負担は生じないという理解であり、貴重な水源、浄水場をなくしてしまう時代錯誤なやり方やましてや冒頭申し上げたように、重要な市民の財産である浄水場を市として市民に知らせることもなく、意見を聞くこともなく、決定事項しか広報しないという姿勢に強く抗議し、総務都市委員会の結果を尊重し、本議案に反対とします。

今日、最後のお別れ、お見送りに・・・涙が久々にあふれました。
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