泉北水道解散、信太山浄水場廃止、財産分与にかかわる議案は賛成少数で否決・・・総務都市委員会!
泉大津、和泉、高石の3市で長年運用してきた泉北水道、信太山浄水場・・・
9月10日に規約に解散を盛り込んだ議案が、1名退席、7対7の賛否同数で最後は議長判断が賛成で可決!
そして9月議会最終日に解散後の財産分与も含めた議案が提案されましたが、あまりに性急、委員会での議論もなしで即決はいかがなものかとさすがに委員会に付託をされ・・・
昨日、その所管する総務都市委員会が行われました。
私は議会運営委員会で委員会付託を提案し、昨日は委員としても出席しました。・・・隣室で傍聴した田立議員のブログもココから参照ください。
老朽化した浄水場をどうするのか?全面更新には莫大な資金が必要で、その分が水道料金など市民負担に跳ね返るというのが、廃止の理由で、賛成する議員もそのことを問題にします。
しかし、それは全面更新、全部やりかえるというもので・・・高度処理急速ろ過方式なら役70億!
緩速ろ過方式でなら約37.4億だが、前処理施設と言うものが必要でそれをすると約52億!になると・・・
確かにそれは莫大な資金ですが、必ず必要とされる耐震化などその工法も含めて現状のろ過地などを活用して可能なこと・・・
前処理施設にしても、そこまでの施設は必要ないことを他の議員は専門家のつくった資料も提供して示してきました。
私たちはそれほどの市民への負担はなくても出来ると理解しています。
しかし、こうした意見は取り入れられず、残して活用すると言う試算も示されず、比較検討したのかどうかの資料提供も求めましたが、口頭での答弁しかありませんでした。
もうひとつ水の安定供給という問題もありますが、緩速ろ過(生物浄化)方式の専門家で、信州大学の中本教授に実際に信太山浄水場にも来て頂き、運用の仕方で大きく改善できることを示してきました。
しかし、泉北水道と構成3市は廃止ありきの過大な見積もりのまま廃止に突き進んでいます。
委員会では賛否それぞれの質疑がありましたが、私は廃止ありきの選択肢、試算しか示されていないこと・・・
双方の資料の数値があまりにかけ離れていることなどから、双方の作成した専門家を委員会に呼び、さらなる検証の必要性・・・
市民にはまったくこのことが示されておらず、市の見解をただしたところ・・・
市民の代表の議会だからそこに諮って、しかも決めてからしか公表するつもりがないこと、副市長は「1から10まで説明できない」などと開き直り・・・
市の責任でするつもりがないなら、議会・委員会として公聴会を開催して市民に知らせ、意見を聞く場を設けるべきではないかと提案しました。
残念ながら専門家を呼んでの委員会や公聴会は多数の賛同とはならず開催できませんが、議案については4名が反対、3名が賛成となり、否決されました。
来週15日には臨時議会が開かれる予定で、ここで最終的には決定しますが、この結果を当局は重く受け止めるべきです。
« 身近なところが危ないと草刈りを要望、きれいになりました! | トップページ | 大阪市解体を問う住民投票が再び・・・ »
「議会報告・市政報告」カテゴリの記事
- 給食無償化など、子育て支援3つのゼロを求めた一般質問のご報告(2023.03.29)
- 3期目最後の議会が閉会!(2023.03.17)
- 予算委員会が終わりました!かつてない超大型予算には反対!(2023.03.14)
- 3.11から12年、原発回帰、復興予算流用して軍事費倍増は許されない!(2023.03.11)
- 明日から予算委員会!長い1週間になりそうです。(2023.03.05)
« 身近なところが危ないと草刈りを要望、きれいになりました! | トップページ | 大阪市解体を問う住民投票が再び・・・ »
コメント