今、泉大津市には図書館がない状態・・・
駅前の商業施設内の新しい図書館に移転するための準備で閉館中!
新しい図書館が出来るのならよいのではないか?しかも駅前なら便利になるのでは?
そう思われる人もいると思いますが・・・
私は、すでに閉館している図書館の前を通ると非常に悲しくてやるせない気持ちに・・・

その移転の経過、問題はこのブログでも何度か綴ってきましたが・・・
市内で一番古い南公民館との複合施設として建て替えるという計画だったものが・・・
突然、駅前商業施設に移転すると・・・しかも20年間の契約期間の家賃や改装費などに約15億円以上もかかり、その後どうするのか?今は何もなく。
さらに25年以上たつ駅前ビルは、図書館としてはまだ何もしていないのに、先の3月議会では床の不陸(凸凹など)のために、工事費が約3650万円も増額に・・・
工事期間も延長され9月開館となり、5ヵ月間も図書館のない状況に・・・
せめて現行の図書館の閉館を延長するよう求めたけど、結局そのまま閉館。
それでも9月には駅前商業ビルの4階に見た目はきれいな図書館ができるでしょう。
市が言うように本当に駅前は便利でよいのか?
駅前は誘惑も多く「こどもたちだけでは行かせられない」
「2時間超えると有料になる自転車置き場はそのままで、そこをそのままつかうことになるのか?」
「地下の駐車場も1時間超えたら有料、駐車場はどうなるのか?」
こうした市民から出されていた不安や疑問の声、駐輪、駐車についても具体的な対応はいまだなく、それはそのままなのか?
魅力ある図書館として広報誌などでアピールしていますが、はじめは物珍しく多くの人が集まったとしても、駐輪、駐車のことが何も対応されなければ、ゆっくり調べものをしたり、学習したりすることもしにくい図書館になってしまうのでは・・・
廃止をするとしている勤労青少年ホームや南公民館、そして現行図書館、これらを今の場所で複合化して建て替えを行えば、直前まで図書館を開館しながらでも出来ただろうし、何より50年、60年と使える公共施設になるはずです。
すでに工事がはじまっているし、もう遅いと思われる方もいると思いますが、これはすべて税金、将来にわたって負担していくもので・・・
たった20年の図書館(工事の期間も家賃はいるので、実質使えるのは19年)に多額の費用をかけること・・・
市の「市民の参画と協働の推進に関する条例」にある市民参加の手続きもまともになく、計画と全く違うことを勝手に決めて既成事実を積み上げてきた手法など・・・
これら駅前移転のプロセスについて見過ごすことは出来ないと疑義を訴え、大阪地裁に昨年7月に56名の市民のみなさんと一緒に提訴した裁判。
今日は5回目。
通学路の見守りを終えて速攻で10時の大阪地裁に間に合うように向かいました。
双方の主張、資料などがこの間その都度出され、また新たに分かったことなど追加の資料として出したことの確認など・・・
判決が出るのは、まだもう少し先になりそうですが、特にプロセスに対して丁寧な検証、そして判断がされることを期待しています。
大阪地裁の入り口では飛行機と同じような荷物チェックもあって、入るだけで緊張します。
あんまり行きたいと思える場所ではないですが、そこまでしなければならなかったというのが一番残念です。
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