国保の保険料・減免制度が大阪府言いなりに・・・
12月議会に向けて各委員会協議会がはじまり、議案の説明がされています。
その中で最も気になるのが国民健康保険(国保)条例の全部改定・・・
大阪府が全国に先駆けて進める府内市町村の統一化!
この6年間は激変緩和期間という名で徐々に進められ「来年の4月からいよいよ統一するぞ~」と出てきた議案。
最大の問題は、保険料率(保険料)と賦課限度額(最高額)を、大阪府が定める市町村標準保険料率に(府内統一)改定。
さらにたいへんな世帯などに減免する制度も、大阪府が定める統一基準にすると!
この6年間で保険料は、例えば所得200万円しかない74歳未満の年金のみ夫婦世帯は・・・
統一前は約28万円だったのが、2023年の今年は約31万円、統一されていたら約33万円で5万円もアップ!
激変に対して緩和するかのような言われ方をした期間にこれ程の上昇です。
「緩和されてきたから」というようなこという議員がいてびっくり!
何よりの問題は、この条例が決まれば自動的に大阪府の言う通りの保険料に今後なっていくということ。
これまでは保険料が変わる時は、議会に諮り議決が必要だったものが、まったくスルーされる。
私たち日本共産党議員団は、重要な議案なのでもっと慎重に審議するために委員会へ付託して議論するべきと求めましたが・・・
国や大阪府で決めれれていることだからと賛同を得られず、委員会の審議もなく、12月議会の本会議に諮られます。
法的に決められていることはなく、先日の大阪府との交渉でも、あくまで市町村との共同運営で、実施主体は市町村にあるということを大阪府は答弁していました。
統一化していくと表明していた沖縄県では、一部の市の反対によって、統一化には進めなくなったという話も聞きました。
大阪でも市町村から危惧をする様々な意見が出されていますが、それらにまともに応えることもなく進んでいることに怒り心頭です。
住んでいる地域によって、医療の提供状況も違いがあって、それぞれの市町村の住民の医療と世帯の状況によって決めてきた保険料や減免制度をひとつにしてしまうということは無理があるし・・・
低い所に合わせるのならともかく、一番高い所に合わせておいて・・・
格差解消や平準化するためにと大阪府が進めてきた理由はまったくおかしい。
また加入者からもらい過ぎた保険料の黒字分、基金として泉大津でもまだ2億円程度はありますが、本来なら取り過ぎた保険料なのでお返しするべきですが、これを活用しての保険料の引き下げも出来なくさせられてしまいます。
「国や大阪府、府議会でやってもらったらいい」という声も聞こえてきましたが、それこそ無責任ではないでしょうか?
市民に関わる重大なこと。
最後まで議論は深めたいと思います。
心を落ち着かせるために、今年見たコスモスの中で一番きれいだった写真。⇧
家の近くだったのに、あまり通らない道沿いで、これまで知らなかった。また来年を楽しみに・・・
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