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2024年3月22日 (金)

市議会が閉会!通学路見守りも13年!

明日から春休み、通学路の見守り活動も子どもと同じでお休みに・・・なんだかちょっとうれしい!

見守り活動も毎朝続けて13年になりました。

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自治会で設置した「飛び出し注意くん」と記念写真。

よく見ると黄色のガムテープで補修している旗がその年月を感じます。

 

「息子が卒業して、高校も無事決まった」「ホッとした」とお母さんが声をかけてくれました。

小さい時から知っている子で、中3になってもいつもあいさつを元気にしてくれるので、私もうれしいし、ホッとしました。

 

4月からまたどんな出会いがあるのか?楽しみです。

 

今日は市議会の第1回定例会の最終日。

2024年度の予算の採択があり、私たち日本共産党議員団2名以外の議員は、すべて賛成で可決されました。

 

以下は討論の全文。なぜ賛同できないのか、ご一読頂ければ幸いです。

2024年度の予算案について総括的な意見を表明させていただきます。

 一般会計予算については、前年度比2.9%の減ですが、大幅に増額された2023度と同様の規模で、本市の厳しい財政状況の中で、財政規律を守りながら運営してきたこれまでの市政運営とは、前年同様に一線を画す大型予算となっています。前年度から市債は6億3430万円の増額となり、全会計を合わせると約510億円の地方債残高を有し増加が見込まれるなど、将来に不安を残す予算となっています。

  こうした予算規模になっているのは、市が自ら決めた公共施設適正配置計画や公園マスタープランとは全く違う形で図書館移転や新公園などを最優先で整備を進め、本来順次整備されているはずだったものが後回しにされてきた影響が反映しています。

さらに新年度には新病院が開院となりますが、委託する生長会とは協定書の締結もないままに予算が計上されていることは根拠に欠く問題だと指摘しました。その協定書は和泉市方式を参考にされるとのことですが、これでは医療機器更新などの設備投資に、市の負担が非常に大きくなるなど指定管理者に有利でその裁量を大きく認めることになり、民間に委託するリスクの抑制ができません。まともな市民への説明会も行なっていないため、こうした負担やリスクは一切市民には知らされないままに進められていることは極めて大きな問題です。

新病院開設にあたりルートの見直しをするふれあいバスですが、昨年からの市立病院の診療科の縮小に伴っての移動の補償は、すでに府中病院に転院して困っている方々がいるのに、新病院の開設までされません。また、ノンステップバスの導入や、デマンドタクシーの検討はどう進められているのでしょうか。現に移動に困難をきたしている人への交通権保障は、市域が狭く平坦と言われている本市にあっても、今後取り組んでいかなければならない大きな課題です。

業務の自動化や対話型AIの導入など業務の効率化をいっそう進めようとしていますが、人の配置でなければ欠かせない分野が多くあります。そのひとつに生活保護のケースワーカーがいますが、3人の欠員が明らかになりました。必要な支援が行き届かないことや見逃しなどはあってはならないことで、欠員補充が早急に必要です。また保育士の配置については、国の改正がようやくなされました。ただ現状のまま当面の経過措置が取れますが、いつまでも当面とならないよう早急に保育士の確保をして「子ども達にもう一人保育士をと」長年待ち望まれてきた改正に基づく配置、安心安全な保育、保育の質の向上に取り組むよう改めて求めます。

 教育に関して、英語のイマージョン教育を小学校全校に広げるという点ですが、日本語の思考能力が十分に伸びない、英語嫌いを生み出すなどのデメリットは、ひとりひとりの顔が見えて理解し合える教育でなければ、防止できるはずがありません。その点での小学校の少人数学級の取り組みでは、国の35人学級は小学校5年生までしかなく、残されたのは小学校6年生だけで、非常勤講師を置いて部分的にしか取り組まず、それも適用されるのは二校だけの対応となりました。市独自で教師を配置して、全学年の35人以下の学級の実現をすることこそ優先すべきです。また、不登校対策についても校内教育支援ルームが小学校2校に留まったという点は、今年度と同じで拡充とは言い難い状況で、一気に全校に広げるというイマージョン教育とはあまりに対照的であり、公教育として取り組むべき優先度が間違っています。

大阪万博に便乗したたった2日間のイベントに2500万円も支出することをはじめ、新病院や新公園など様々な形で民間委託がされて大きな予算が支出される一方で、予算に限りがあるからと改修が限定的で行き届かずに道路が古いまま、放置されている状況があちこちにあります。あしゆびを鍛えて元気に歩きましょうと推奨されても、歩きにくく転びやすい道のままでは本末転倒で、思い切ってエリアごとに一気に改修を進めるなど必要です。予算の振り分け、かけるべき方向が間違っています。

また、気候危機、気候変動への対策は2023年度と変わらない状況で、ゼロカーボンシティを表明した自治体として、本気で対策に取り組んでいるとは言えません。地球は予算がないからと待ってくれません。温暖化対策への予算拡充にもっと取り組むべきです。

必要な財源は、物価高騰が止まらず苦しむ市民の暮らしや、子育て世代をもっと支える予算にするべきです。学校給食無償化が近隣他市ではいっそう進んでいく中で本市が取り残されています。子ども医療費助成の年齢引き上げが大きく遅れ、中学校給食もなかったかつての遅れた状況に逆戻りさせてはなりません。

以上、指摘をしたように市民の暮らしをしっかり支える予算になっているとは言えないことから、一般会計予算に反対とします。

 

国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、そのすべての保険料が値上がりになることが明らかになりました。年金収入が上がらない中での値上がりは許容できるものではないことから反対とします。

 

その他の特別会計、水道事業会計や下水道事業会計については、賛成といたします。

 

 病院事業会計につきましては、予算の審査に関わる協定書の締結がないままで審査になったという点で、その根拠を大きく欠いた審議になったと言わざるを得ません。市民へのまともな説明会はなく説明責任を果たすことなく進められてきました。 新病院開設は12月からにも関わらず、それまでの間に病床を段階的に多く減らしていくことは、市民に対して現病院として最後まで市民のいのちと健康を守る役割を果たしていこうとは言い難い姿勢です。公立病院として、患者や市民に対して、そして医療従事者に対しても不利益とならないよう強く求め、市財政に対する今後のリスクの大きさ、申し上げた問題点などから病院事業会計について、反対といたします。

 

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