カムイ伝と私
先月、漫画家の白土三平氏が亡くなった!
実弟で作画を担当していた岡本鉄二氏も4日後に亡くなったと聞き、とても驚き残念で悲しい・・・
代表作の「カムイ伝」をはじめ高校時代にむさぼるように読んでいた。
漫画喫茶はもうあったけど、まだかろうじて残っていた貸本漫画のお店!
少し遠くても、家で何冊も読みたくて、自転車でせっせと通っていた。
学生運動が盛んだった頃に、圧倒的に支持されていたそうですが、世代が違うのでそんなことは当時まったく知らず・・・
小学生高学年だった頃、マンガ好きの友人に勧められて、その影響で「サイボーグ009」にはまり、石森正太郎や歴史好きだったので横山光輝、手塚治虫など次々に読みまくる漫画少年で・・・
高校生の時にはまっていた白土漫画、忍者武芸帳やサスケなど・・・
当時は買えなかったけど、就職してから古本屋などで大人買いし、今でも大切に本棚に・・・
自分が何者か?将来どうするのか?どうなるのか?漫然とした不安を抱えていた頃で・・・
階級や身分などに縛られながらも、民衆と闘う姿にひかれていたんだと思う。
歴史物だけど過去のことではなく、今の時代になってもそうした出生や身分など形を変えて残っているし・・・
社会的に弱い立場の人達は、ずっと苦しい、しんどいまま、これでいいのか?
そんなことに気付かせてくれた。
そういう点では今の自分の根底にもなったんだと思い返させてくれました。
社会は変わるし、変えられる。
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