カテゴリー「書籍・雑誌」の3件の記事

2016年2月 5日 (金)

一億総活躍どころか、一億総崩壊の危機…

一億総活躍どころか一億総老後崩壊…

昨年から話題になっていた本ですが、ようやく読んでいます

以前、生活困窮者自立支援法の学習会に参加した時に直接話を聞いたこともある、埼玉県にある「NPO法人ほっとプラス」の代表の藤田孝典氏の著書・・・

ケースワーカーとして多くの生活困窮者の支援をしてきた中で、様々な提言などをされています。

このタイトルの『下流老人』という言葉も筆者の造語・・・ちょっとどうなのかと引っかかるかもしれませんが、本屋に行くと「漂流社会」「老後破産」という言葉も並んでいます。

生活に困っている高齢者のひっ迫した生活とその裏側に潜む問題をあらわすことが目的の言葉だと・・・

私もこの5年間の相談活動の中で実感していることは、みんな「まさか自分がこんなことになるとは・・・」と言われます。誰も好き好んで大変になるわけではない。

そして、これは決して高齢者だけの問題ではないという事・・・

正規雇用の労働者なら、まあ年金はあるから大丈夫と思っていても・・・

親の年金が少ないことで、入院費が払えないうえに、介護の問題で離職・・・

子どもが正規雇用になれない、そして病気で働けない・・・

孫ができたが、その子の面倒を見ないといけない。

自分や連れ合いの病気などで働けなくなり、医療費が払えない・・・

これらのケースは本の中でも紹介されていますが、実際に私が相談を受けてきたケースでも・・・

様々なリスクがあるが、いざという時に本来助けてくれるはずの社会保障が機能していない・・・

そのことが一番の問題で、「自己責任」と「自己防衛」ではどうにもできない所まできてしまっている。

雇用状況が改善されなければ、今後も大量に年金が少なく生活できない人が生み出されていく・・・

医療と介護などの社会保障の抑え込みがさらにされれば・・・

格差と貧困の拡大、負の連鎖・・・消費税の増税、教育費の負担増でさらに拡大、抜け出せなくなっていく。

首相の言う『1億総活躍社会』などとはほど遠い状況・・・

『1億総崩壊』、わずかな大金持ち以外、誰もが下流になるおそれのある社会に向かっていると言っても過言ではない

2013年5月11日 (土)

マルクス経済学のすすめ

今朝は、ちょっとゆっくりさせてもらいました

午後からは会議、明日も1日研修で神戸へ行く予定

新聞やメールチェックしたり・・・本を読んだり

今読んでいるのが、月刊『経済』5月号の“マルクス経済学のすすめ”

Photo

毎年5月号は、マルクスの特集だそうです。

ちょうど手元にあった2010年の特集もタイトルは同じで、サブタイトルは『今こそ!資本論』

リーマンショックによる金融危機と、世界恐慌は、新自由主義の破綻であり、派遣切りやワーキングプア、学生の就職難、格差社会のいっそうの拡大・・・

今に続くこうした問題の中で、資本主義の矛盾が深まっている、今こそマルクス経済学の出番

“現代社会を解剖する”という今年のサブタイトルも、依然こうした状況から脱することができないなかで、現状をどう分析して、これからを展望するのか

『資本論』は『聖書』に次ぐ、なんと世界第2位の大ベストセラーだそうです

そして、単なる古典ではないということ。資本主義そのものを解剖して分析をしたもので、現代の資本主義経済に対しても、分析できる科学的な書・・・

とは言っても、経済学そのものは学んだことのないので、難解な『資本論』そのものはなかなか手の出しようが無いのが、正直な所です

なので、こうした解説本はありがたいです。

現在の社会状況を見るにつけ、アベノミクスなどでは実体経済は良くならない・・・

株価が上がり、円安がすすみ、誰が得をしているのか

大株主や輸出大企業は笑いが止まらないだろう。

働く人、庶民にまわってくるどころか、その前に社会保障の大改悪と消費税増税で大打撃

国民の暮らしを第1に考えるなら、これだけはやってはならない最悪の方法ではないでしょうか

2012年4月30日 (月)

いずみ野に燃ゆ!

いずみ野に燃ゆ!
昨年の選挙のあと、市会議員になったので、ぜひ読んでほしいと勧められ購入しました

なかなか読めなかったが、3月に議会が終わり、少し余裕もでき合間の時間に読んできた

泉大津や和泉府中のあたりは、かつて紡績会社が多くあり、九州などから多数の女子が、中学を卒業して働きに出てきていました。

金の卵などと言われていたものの、実際は早朝から深夜まで働かされ、寮といっても、ろくな食事も与えられない、あまりに過酷な日々

こうした女性たちが、8時間労働や食事の改善などを求めて、労働組合を作り、暴力団まで介入させて潰しにかかる会社と会社いいなりの組合との闘いの記録

当事者たちがリアルに当時の思いを文章で綴っている

有名な「女工哀史」や「ああ野麦峠」など戦前の事と思っていたが、自分が生まれるほんの少し前の1960年前後の話というのも驚きでした

こうした人たちと、彼女たちを支援した地域の人たちの存在のおかげで今がある。

今では考えられない話と思ったが・・・

今も派遣や非正規でしか働くことができない人たち

過労死までさせられる長時間過密労働

挙げ句の果てにリストラ、派遣切り

就職できずアルバイトでつなぐフリーター

そのうちに働く意欲をそがれていく、現代の働く人たち、若者たちに通じる

時代が変わっても、より巨大な資本によって、労働者や若者は苦しめられている

人間らしく働き暮らせる保障を求めて、歴史に学び、闘いは続いて行く

明日はメーデーですね

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